あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

ガースーです、ゴートゥー、8人の忘年会、東京オリンピック - 菅義偉内閣の記憶

2020.12.4 菅義偉総理大臣(時事通信社) 550-355

ガースーですとか、ゴートゥーとか、8人の忘年会とか、東京オリンピックとかあったよな。まあじきおわりになる菅義偉(すがよしひで)内閣の記憶だ。

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菅義偉内閣にかわる「救国内閣」の実現を - 郷原信郎弁護士

(ハフポスト - 2020年12月16日13時12分)

今の危機的な状況に立ち向かうためには現政権をリセットして、国民にも信用される「救国内閣」を作るしかないのではないか。

  • 今年2020年2月に新型コロナ感染が始まって以降、想定外のことが多発してきたこの世の中だが、それにしても、これだけ「唖然とするような出来事」が連続的に起こるとは、思わんかった。
  • 先週土曜日2020年12月12日に、ニコニコ生放送のネット番組に出演した菅義偉総理大臣は、「ガースーです」と、コロナ感染拡大、医療崩壊の危険が報じられて、全国民に危機感が拡がりつつある状況に凡そ相応しくない、あまりにクダラン、冗談めいた挨拶をした后、分科会が Go To(ゴートゥー) 停止を求めとることについて聞かれて「それは考えてない」と明言した。しかし、その2日后の今週月曜日2020年12月14日、「年末年始の期間、全国で一斉に Go To 停止」を突然発表。国交省など関係官庁、旅行・観光業界の関係者や政府内部が大混乱に陥っとった最中に、二階幹事長ら自民党幹部、福岡ソフトバンクホークス王貞治会長、俳優の杉良太郎氏などと開いた「8人の忘年会」に参加しとったのとのことだ。
  • 2020年12月に入って感染が急拡大しても、「Go To はコロナ感染の原因になってない」と強弁し続けとったが、その理由は、「Go To による感染者が200名余りしかおらん」という話で、そんな旅行業者等からの自主申告の数字で Go To と感染との因果関係などわかるわけもないことは、あまりに当然で、議論の余地すらない。
  • そういう子供じみた言い訳までして、Go To に固執しとった菅義偉総理大臣が、突然「Go To 全国一斉停止」を言い出した原因が、週末の世論調査での内閣支持率の急落にあることは誰の目にも明らかだ。要するに、感染拡大がどうなろうと Go To は維持したいが、政権がもたんくなるのは絶対に嫌だということで、前言を、あっと言う間にひっくり返したのだ。
  • そして、その態度の急変に、国民が呆れ果てとるところに、8人という大人数での会食。「感染対策は、国民がやるもので、我々政権の中枢におる権力者は関係ない」ということなのだろうか。
  • こんなような菅義偉総理大臣の行動に対して、与党公明党からも苦言が呈され、多くの国民は呆れ果てとる。
  • 政府のトップ総理大臣がこういう馬鹿げたことをやっとる状況で、国民は、まともに感染対策を取り組むことなどできるだろうか。精神的にも体力的にもギリギリの状態で、急増するコロナ患者の医療に当たっとる医療関係者は、気力を維持できるだろうか。
  • 重大な問題は、菅義偉総理大臣の権力基盤である二階幹事長との関係が影響しとるのか、Go To トラベルの実施に関して、頑なな態度を取り続け、それを急転直下変更して困難を招いとる菅義偉総理大臣の下で、感染対策と経済の両立という面で適切な対応がとれんのではないかということだ。
  • 今、絶対不可欠なことは、
    1. コロナ禍において地方の事業者を救済する措置として、Go To が本当に唯一の手段なのか(事業者に対する給付金の支給に切り替えるべきではないか)の検討
    2. Go To などの「人の移動拡大措置」が、感染拡大に与える影響の客観的分析(旅行による体調の変化の全体的把握)を行った上で、Go To の実施と停止の客観的な基準を明確化する
    3. 国民の多くが、開催を疑問視しとる東京オリンピックについて、どの時点で、どのような状況になったら開催の断念を決断するのかの判断基準の明確化

    などだが、少なくとも、これらは、Go To と東京オリンピック開催に異常にこだわった菅義偉政権の下では行い得んかった。
  • このような当然検討すべきことを検討した上で適切な政策を実行していくことは、菅義偉内閣のままでは困難だ。
  • そもそも、このような菅義偉政権を誕生させたのが、今年2020年9月の自民党総裁選であり、そこで、菅義偉氏は、圧倒的多数の支持を集め、一方で、徹底して排除されたのが、安倍晋三政権に批判的な立場を貫いてきた石破茂氏だ。そこで誕生した菅義偉政権が、現在のような惨憺たる状況に陥っとるという現実に、自民党議員全員が向き合うべきだ。
  • 少なくとも、今の国会の勢力分野のままで、野党中心の政権はあり得ん。また、このようなコロナ禍で解散総選挙をやることも考えにくい。とてもできん。
  • 国会で多数を占める自民党の国会議員一人ひとりが、責任をもってこの危機的な状況に立ち向かえる政権の在り方を考えるべきだ。
  • この国を、ここまでダメにしてきたのは、安倍晋三政権と、それを継承した菅義偉政権だ。心ある自民党議員が集まって、緊急の政策の検討を行うとともに、それを実現できん菅義偉総理大臣の退陣を求め、今の政権をリセットして、国民の信頼を得て現在の困難な状況に立ち向かうことができる「救国内閣」を作るしかないのではないか。

(※ 2020年12月16日の郷原信郎が斬る掲載記事「菅内閣に代わる『救国内閣』の実現を」より転載)

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郷原信郎弁護士の記事に「このくにを、ここまでだめにしてきたのは、安倍晋三政権と、それを継承した菅義偉政権だ」ってかいてあるけど、まったくほのとおりだ。