ようしらんかったけど、シリアの西北部にアレッポっていうまちがある。ちょっときたにいくとまあはいトルコだ。おどろくのは、ほの人口。シリアの内戦が激化したあとはようわかってないみたいだけど、ほのまえの2010年の推計では306万人もある。わが名古屋よりおおいじゃんか。砂漠のくにをあなどるべからず。
さらには、紀元前10世紀にたてられたアレッポ城とか、紀元前4世紀からつづくいちばなんかがある旧市街は「古代都市アレッポ」ってことで、世界遺産にも登録されとるだげな。17世紀初頭に清洲ごしでできた名古屋とは、歴史の面でもおおきな差があるわ。ってか、2675年っていうながい歴史をほこる、わが「おおやまととよあきつしま」のくによりふるいじゃんか。おそれいりました。
ほんで、うれうべきはアレッポのいまの状態だ。2012年ごろから政府軍と反政府軍の戦闘が激化し、ひがしがわをアルカイダ系のヌスラ戦線が、にしがわを政府軍が支配しとって、さらに過激派組織のイスラム国(いすらむこく)も郊外にせまっとるだげな。空爆も日常化しちゃっとるっていう。なにをどうせやあ、こんな状態がなおるだ。
(さんこう)