神奈川県のひとはひとり1票しかないのに福井県のひとはひとり3票ももっとった。きょねんあった参院選直近選挙では投票権の最大格差がこんなにもあった。
これにたいして弁護士グループが選挙無効をもとめて16件の訴訟をおこしただげなけど、最高裁の判断は合憲だっていう。ほんなばかな。
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- 去年の参院選は「合憲」判決も「格差是正に取り組みを」最高裁 |NHK|2023年10月18日21時05分
- 最高裁判所大法廷の戸倉三郎裁判長は判決で「投票価値の不均衡は、著しい不平等状態にあったとはいえず、憲法に違反するとはいえん」として弁護士グループ側の上告を退けました。
- 学者出身の宇賀克也裁判官は「投票価値が3倍を超えるのは3選挙区あり、有権者数は2,100万人と全体の20%を超える。明らかに憲法上許容される範囲を超えており、やむをえんことについての説明もされとらんことから違憲と言わざるをえん」と指摘し、選挙は憲法違反で無効だとしたうえで効力が生じるまでに2年の猶予期間を設けました。
- 検察官出身の三浦守裁判官は「3倍を超える不均衡は1人1票という選挙の基本原則に照らし、決して看過できるものではない。選挙当時、国会で是正に向けた姿勢が維持されとったというのは難しい」として違憲状態と判断しました。
- 裁判官出身の尾島明裁判官も「1選挙区の投票価値がほかの選挙区の3分の1程度しかないということは、平等の観点から疑問だ。立法府全体における制度改正に向けた議論のしんちょくも停滞しとる」として違憲状態と判断しました。