あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

きりぬき - ビクティムサポートオフィス

被害者支援センターってのは各県にあるけど、まあちょっと被害者によりそうかたちで生活面や精神面の支援をする組織をつくりたい!ってことで、近鉄名古屋線の白子(しろこ)えきまえに「ビクティムサポートオフィス三重」っていう民間団体がたちあがったげな。ビクティムってのは犠牲者、被害者っていう意味。ちゅうにちにのっとった。

完全民間で「よりそい」 - 鈴鹿に犯罪被害者支援団体

  • 事件にまきこまれた被害者や家族を民間の立場からささええと、津市にあるみえ犯罪被害者総合支援センターのもと支援員ふたりが、鈴鹿市の白子(しろこ)えきまえで民間団体「ビクティムサポートオフィス三重」をたちあげた。被害者支援にふかくたずさわってきた経験をいかしつつ、公的支援のわくぐみからはもれがちな、生活面や精神面でのよりそいをたいせつにする。
    ビクティムサポートオフィス - 増田正人さんと河西恭子さん
  • もと警察官の増田正人さん55才と臨床心理士の河西恭子さん43才はともに支援センターの中心職員として活動してきた。2013年、朝日町(あさひちょう)で女子中学生が当時高校生の少年におそわれ死亡した事件では、発生直后から遺族と対話をかさね、支援センターを退職した現在まで支援をつづけとる。
  • 被害者支援は警察や検察、弁護士会なども重要視しており、給付金や裁判への参加制度も徐々にととのえられてきた。ただ、事件を機に一変する被害者の生活全般への支援はいきとどきにくい。増田正人さんは「勤務さきへの休職の説明の代行や精神科への通院のつきそいなど、ただでさえつらい経験をした被害者家族のささえになる存在が絶対に必要」って強調する。
  • 精神面でもマニュアルにとらわれん支援をめざす。河西恭子さんは、初期段階では加害者への復讐心をむりにおさえつけるべきではないってかんがえとる。「にほんの被害者支援は『事件はわすれてたちなおろまい』ってうながしがち。ほれだと、納得できんおもいや負の感情がうちにたまるいっぽうになる。なきたいときはなきゃあいい、ゆるせんときはおこやいい、ってつたえてあげたい」ってはなす。
  • ふたりがおった支援センターも民間だけど、公安委員会指定の早期援助団体で、「官」にちかいたちば。ほこでの支援方法に限界をかんじ、再出発を期して2015年5月から準備をすすめてきた。当面は継続的に支援する被害者家族をささえつつ電話やメールによる相談業務や、被害者支援の重要性や被害にあわん防犯意識をつたえる講演活動を展開していく。
  • 増田正人さんは「いまはふたりきりで、できることもかぎられるけど、理解と活動範囲をひろげていきたい」ってはなす。運営基金の寄付もよびかけとる。といあわせはビクティムサポートオフィス三重、でんわ059-386-5955まで。

(さんこう)