にほんがアメリカ軍の空襲(くうしゅう)をいっぱいうけてひとがいっぱいなくなったことはしっとったけど、きょう2015年3月とおかが東京大空襲(とうきょうだいくうしゅう)から70年のひだとはしらんかった。広島に原爆がおとされたひが1945年8月むいかで長崎が1945年8月ここのかだってことはようしらされとったけど、空襲のひをいうようになったのはまんださいきんのことのようなきがする。
1945年3月とおかの東京大空襲じゃあ、一夜にして10万人ものひとがころされただげな。これを残虐非道っていわんでなんていうだあ。いつから戦争ってこんなに非戦闘員が大量にころされるようになっただ。天下わけめの関ヶ原のたたかいだって、兵と兵とのたたかいだった。たとえば、石田三成の居城、佐和山城の城下のたみがころされたとかじゃない。いや、20世紀にはいって日露戦争のときだって、奉天の会戦でも連合艦隊とバルチック艦隊との海戦でも、軍隊どうしの、艦隊どうしのたたかいだった。ほれがなんで太平洋戦争じゃあ、武器をもたん一般市民がころされるようになっただ。
アメリカはにほんにあやまらにゃいかん。また、にほん自身も、なんで300万人もの自国民がなくなるっていう無残な戦争に突入しちゃったのかってことを反省せにゃいかん。戦争へとみちびいた当時の軍部、指導者層のつみをあきらかにせにゃいかん。戦勝国による東京裁判はあったけど、にほんじん自身で太平洋戦争を総括し、反省せにゃいかん。だれがどういう無責任な意思決定をしたことで戦争に突入したのか、なんでこんな無差別大量殺人である空襲をうけるにいたるまで降伏せんで、いたずらに戦争の終結をおくらせたのか。だれの意思で戦争を継続したのか、はっきりさせにゃいかん。
(さんこう)