おとで つたえるのが、 ふつうの ことばだけど、みみの きこえん ひとは、みぶり、てぶりで つたえる ことばを つかう。ほう いう ことばを 「手話 言語」って いって、「主題を てにをはの 助詞で つないで、動作や 状態を あらわす 述部で しめくる」って いう ふつうの ことばとは、まったく 文法 体系も ことなる。
ここで まちがえちゃあ いかんのが、この 「手話 言語」ってのは 「にほんご 対応 手話」とは べつもんだって こと。「にほんご 対応 手話」ってのは、にほんごの ひとつひとつの ことばを 逐一 みぶり、てぶりに おきかえた だけの もので あり、にほんごの 範囲を こえる もんじゃ ない。もちろん、にほんご 以外の 「なんとかご 対応 手話」ってのも、ほの なんとかごの うちだ。で、一般的に 市役所とかに おる 手話 通訳が つかうのも 「にほんご 対応 手話」だ。
はなしを もどす。ふつうの ことばが くにに よって ことなる ように、この 「手話 言語」も くにに よって ことなっとって、にほんに すむ みみの きこえん ひとたちが つかう ことばを 「にほん 手話」って いう。ただ、筆者も いまだ 「にほん 手話」の 文法書を めに した ことが なく、まったく どんな 言語なのか 想像も つかん。
ところで、この ように ひとに しられとらん 「にほん 手話」も みみの きこえん ひとたちに とっては だいじな ことばだで、ちゃんと ことばと して みとめよまい!って いう いごきが 鳥取県で ある。「鳥取県手話言語条例」が 2013年 10月 ようかの 鳥取県 議会で 可決の みこみだって いう。
ここで 疑問を もつ ひとが おると おもう。「みみが きこえん だけなら、文字で かかれた ものを みや いいじゃ ないのか?」って。いや、たぶん みみの きこえん ひとも 文字で かかれた ものを 理解する ことは できる ような きが するけど、ほれは あくまで 「外国語」と して 文字で かかれた ものを 理解する わけで、じぶんの ふだん つかう 「手話 言語」とは べつの ものなだ。つねひごろ じぶんたちが つかうのは あくまで 「手話 言語」なだ。これを ひとつの ことばと して とらえ、みとめて いかあって いう 鳥取県の 姿勢は ただしいと おもう。
(さんこう)
- 東京新聞:鳥取県 手話言語条例、制定へ 環境整備など義務化:社会(TOKYO Web)|2013年10月4日 夕刊
- 手話を 言語と して みとめ、聴覚 障害者が くらしやすい 社会 づくりに とりくむ 「鳥取県手話言語条例案」が 2013年 10月 よっか 午前、鳥取県 議会の 福祉 生活 病院 常任 委員会で 可決された。2013年 10月 ようかの 本 会議で 成立する みとおし。
- 鳥取県に よると、手話を 言語と 位置づける 条例の 制定は 全国で はじめて。
- 条例 案は 手話を 「独自の 言語 体系を 有する 文化的 所産で、ろう者が ゆたかな 社会 生活を いとなむ ため うけついで きた もの」と 定義。「ろう者と ろう者 以外の ものが 個性と 人格を たがいに 尊重する」 ことを 基本 理念に、手話の 普及や つかいやすい かんきょう 整備を 県や 市町村に 義務づけた。
- 県民の やくわりと して 「手話の 意義や 基本 理念を 理解する よう つとめる」 ことを もりこんだ。
- 鳥取県は 今後、タブレット 端末を もちいて 遠隔地でも 通訳が できる サービスの 提供に とりくむ ほか、すべての 公立 小中学校で 手話を まなぶ 機会を もうける。
- 全日本ろうあ連盟 - » 手話言語法イベント「手話言語条例および法に関する全国の動き」(2013年11月22日)のお知らせ|2013/09/06
- 鳥取県、「手話言語条例」制定へ 聴覚障害者暮らしやすく|にっけい|2013/4/16 23:52
- 日本手話 (アハ 268) (あめーば) - あきひこの いいたいほうだい|2008-05-23
- 「日本手話」
ろう者の あいだで 自然 発生的に うまれた 「言語」で あり、ての かたちや いごき、表情や 空間の つかいかたも 文法と して 意味を もち、ろう 学校などで ひろまったと おもわれる。
- 「日本手話」