あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

つづく無策

安倍晋三政権から菅義偉政権にかわっても、しんがたコロナウイルスの感染拡大にたいする無策はつづく。たまたまみつけた日刊ゲンダイ DIGITAL の記事にも、政府の高令者対策や Go To イート事業について、「后手のきわみ。いったいいままでなにをやっとったのか。この3か月間の無策はおおきい。コロナ最優先といいますが、くちだけ。一時中止もふくめ、勇気をもった決断が必要だ」っていう政府を非難することばがならぶ。おもうにこの無策は確信犯じゃないか。じぶんたちのだいじななんかをまもるために、ひろがりつづける疫病を放置して無策をつづけとるじゃないか。

菅義偉総理大臣(産経新聞) 1000-900
※ 画像は産経新聞から拝借

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菅義偉政権の無策がまねく高令者クラスター - 施設検査3か月放置

日刊ゲンダイ DIGITAL - 2020/11/20)

新型コロナウイルス第3波が猛威を振るっとる。2020年11月19日の新規感染者は2,388人となり、2日連続過去最多を記録した。第3波が深刻なのは重症化リスクの高い高令者の感染が目立つことだ。ようやく菅義偉政権は、高令者対策に乗り出す姿勢を示しとるが、后手の極みである。

2020年11月19日過去最多の197人の感染者を記録した札幌市は、今月2020年11月だけで7件の高令者施設クラスターが発生。2020年11月17日に起きた新潟市介護施設クラスターは感染者が43人に上る。埼玉県でも今月2020年11月、複数の高令者施設でクラスターが確認され、朝霞市の老人ホームでは入所者50人、職員18人が感染しとる。

菅義偉総理大臣は2020年11月19日、「感染が拡大する地域の高令者施設などで検査を徹底する」と語り、西村康稔経済再生大臣と田村憲久厚労大臣に指示したことを明らかにしたが、いったい今まで何をやっとったのか

就任2か月でようやく担当大臣に指示

安倍晋三総理大臣(当時)は2020年8月28日の辞任会見で「特に重症化リスクの高い方がおられる高令者施設や病院では、地域の感染状況などを考慮し、職員の皆さんに対して定期的に一斉検査を行う」と明言しとったはずだ。それから、まもなく3か月、総理大臣に就任して2か月、菅義偉総理大臣はようやく担当大臣に指示したのだ。

医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。

「病院や高令者施設は、飲食店と違い、ソーシャルディスタンスができん。だから、予防的な検査で陽性者を発見して、隔離することで安心して運営できるのです。世田谷区は2020年10月から有症者や濃厚接触者に限らん『社会的検査』を高令者の多い介護施設で開始しております。神戸市や広島県でも同様の動きがあります。もっと早く菅義偉総理大臣がリーダーシップを発揮し、全国的に高令者施設での検査の体制を整えておれば、今の高令者施設のクラスターは防げた可能性が高い。この3か月間の無策は大きいですよ」

高令者の感染リスクは施設に限らん。2020年5~6月に北海道で頻発した昼カラクラスターの感染者は、ほとんどが60才以上だった。札幌市の昼カラ喫茶店の男性経営者は「昼カラを生きがいにしとる高令者は少なくない」と話しとった。

高令者は時間があり、高令者同士でネットワークを築き、交流も盛んだ。隣近所、カラオケ仲間、老人会・・・と幅広い。自宅でゲームに興じる若者よりも活動的な面もある。高令者自身も、ネットワークから感染が広がることを心配しとる。

菅義偉総理大臣は『コロナ最優先』と言いますが、口だけです。担当大臣に指示した『高令者施設の検査徹底』も本気でやるとは思えません。ごく一部の高令者施設で検査を実施して、お茶を濁すのではないか」(上昌広氏)

田村憲久厚労大臣は2020年11月19日、全国知事会飯泉嘉門徳島県知事らとオンライン会談し、高令者施設で発熱症状の人がおった場合、検査実施の徹底を求めた。どうやら、発熱の発症者を条件とする「限定的な検査」のようだ。

これでは高令者クラスターは収まりそうにない。

Go To イート見直し - 専門家「4人まで」に根拠なし

新型コロナウイルス感染再拡大を受け、政府は飲食店支援策「Go To イート」の人数を「原則5人以上の飲食は対象外」などの制限を検討しとるが、専門家はその効果を疑問視しとる。

Go To イート事業費の半分を占めるインターネットのグルメサイトを通じたポイント還元事業は、予算枠消化で今月2020年11月中旬までに新規の予約受け付けをほぼ終了した。所管する農水省は対応策として、参加者が制限を超える場合、複数の個室やテーブルに分けて同席を4人以下にすることなどを挙げるが、強制は難しく、結局は客の理解や店側の努力に頼るしかない。

東京医療保健大大学院の菅原えりさ教授(感染制御学)は「何人なら安全という線引きはない。経済と対策の妥協点が4人なのだろう。一時中止も含め、勇気を持った決断が必要だ」と指摘している。