礼文島で紀元前后の「くまのあたまの彫刻」が出土

北海道でくまっていうと、アイヌの儀礼イオマンテをおもいだす。くまをカムイモシリ、かみの世界へおくる儀式だ。こういったアイヌの文化につながるものかどうか、礼文島（れぶんとう）で紀元前后の「くまのあたまの彫刻」が出土したげな。こいで研究がすすむといいね。

**続縄文期のくま彫刻が出土 - 礼文島、北海道北部ではつ**
北海道礼文島（れぶんとう）で北海道大学とカナダのアルバータ大学が中心にすすめる発掘調査で、およそ2千年まえの続縄文文化期の地層から、海獣（かいじゅう）*1のほねでできた「くまのあたまをかたどった彫刻」（※ したの写真）が出土したことが2016年8月17日、わかった。続縄文期の地層からくまの彫刻が出土したのは北海道北部でははじめてで、発掘に参加した北海道大学アイヌ・先住民研究センターの考古学専攻の加藤博文教授は「くまへの特別な信仰をもつ后続のオホーツク文化、アイヌ文化のなりたちをしるヒントになる貴重な発見だ」ってはなしとる。続縄文時代（ぞくじょうもんじだい）は、本州では弥生－古墳時代にあたる。北海道ではいなさくが発達せず、縄文文化をいろこくのこす続縄文文化がひろがった。（岐阜新聞 - 2016年08月17日17：57）

（さんこう）

*1:クジラ、イルカ、ジュゴン、マナティー、アシカ、アザラシ、ラッコなど