2014年4月22日のまいにちから
「みんなで参拝する会」の147人が集団参拝
- 超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=尾辻秀久もと参院副議長)は2014年4月22日午前、春季例大祭がおこなわれとる東京・九段北の靖国神社を集団参拝した。参拝したのは自民党の高市早苗政調会長や衛藤晟一総理大臣補佐官、井上信治内閣府副大臣、西川京子文部科学省副大臣、高木毅国土交通省副大臣ら147人。これとはべつに新藤義孝総務大臣と加藤勝信官房副長官が参拝した。
- この会によると、参拝した議員の内訳は▽自民党=116人▽日本維新の会=22人▽民主党=3人▽みんなの党=ふたり▽結いの党=ふたり▽新党大地=ひとり▽無所属=ひとり。参拝議員数を発表しとる1989年以降では3ばんめにおおいっていう。
- 参拝后に記者会見した尾辻秀久氏は、安倍晋三総理大臣が2014年4月21日に真榊(まさかき)を奉納し、はるの例大祭にあわせた参拝をみおくっとることについて「くにのため、国益のためにどうすればいいのかを判断して行動されるのは、総理大臣のご判断だ」ってのべるにとどめた。高市早苗氏は参拝后、記者団に「わたしたちはにほんの存立をかけてとうといいのちをささげたかたのおもいをわすれてはいかん、っていうたちばだ。中国、韓国両国との外交問題にしてはいかん」ってうたえた。
- 新藤義孝氏は2014年4月12日、硫黄島(いおうじま)の戦没者遺族らでつくる「硫黄島協会」の慰霊祭にあわせて参拝しとる。2014年4月22日の参拝后、記者団に「戦争でいのちをおとされたおおくのかたがたに尊崇の念をこめておまいりした」ってのべた。2014年4月23日からのオバマアメリカ大統領の来訪へのえいきょうについては「直接関係するとはかんがえてない」ってかたった。【阿部亮介、念仏明奈】
(さんこう)
- A級戦犯合祀問題 - Wikipedia
- 太平洋戦争(=大東亜戦争)后の極東国際軍事裁判(=東京裁判)において処刑されたひとびとが、1978年10月17日に「昭和殉難者」(=国家の犠牲者)として靖国神社に合祀されとった事実が、1979年4月19日の朝日新聞によって報道され国民のひろくしるところとなった。
- 戦前に軍国主義のたちばから利用されたと国会答弁でも指摘された靖国神社が、A級戦犯を「昭和殉難者」と称して祭神として合祀しており、「国策をあやまり、植民地支配と侵略によって、おおくのくにぐに、とりわけアジア諸国のひとびとにたいして多大の損害と苦痛をあたえた」とした1995年8月15日の日本社会党の村山富市内閣総理大臣談話(=村山談話)にもとづいた政府見解に反するとして問題視する意見がある。靖国神社は国家機関ではなく一宗教法人であり、靖国神社自体が政府見解にしたがう義務はないけど、政府高官が靖国神社に参拝することを村山談話との関係で問題視するものもおる。靖国神社ほのもんを問題視せんたちばでも、戦死者をまつるのが本義である靖国神社に東条英機ら戦争責任者が合祀されるのをよしとせんものもおる。
- 靖国神社のA級戦犯合祀問題
- A級戦犯合祀
極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)において、「平和にたいするつみ」、すなわち侵略戦争を指導したつみのゆえに被告とされた28名のことである。このうち、死亡、精神異常による免訴3名を除く25被告全員が有罪となり、うち東条英機もと総理大臣、板垣征四郎もと陸軍大将、土肥原賢二もと陸軍大将、松井石根もと陸軍大将、木村兵太郎もと陸軍大将、武藤章もと陸軍中将、廣田弘毅もと総理大臣の7名が絞首刑になった。この7名にくわえて、公判中病死した、松岡洋右もと外務大臣、永野修身もと海軍大将、受刑中に獄死した白鳥敏夫もとイタリア駐在大使、東郷茂徳もと外務大臣、小磯国昭もと陸軍大将、平沼麒一郎もと総理大臣、梅津美治郎もと陸軍大将のあわせて14名が、1978年10月17日に靖国神社に合祀された。
- A級戦犯合祀
- 靖国神社問題の本質2 合祀されたA級戦犯をやたらと分析する(坂東太郎) - 個人 - Yahoo!ニュース|013年9月3日 16時16分