アルメニアで世界一ふるいかわぐつみつかる - あきひこのいいたいほうだい

アルメニアっていってもしらんひとがおおいだら。カフカスにある内陸国で、アゼルバイジャン、グルジア、トルコ、イランと、よっつのくににかこまれる。面積はわずかに北海道の 3分の 1にすぎんちいさなくにだけど、公用語のアルメニア語だけでインドヨーロッパ語のなかの独立した語派を形成し、使用する文字もひらがなのような独自の文字をもつという、アイデンティティーをほこるくにだ。また、アルメニア人は天性の商人としてもなをはせるそうだけど、われわれにほんじんがしるのは、アゼルバイジャンとのいさかいでニュースにでてくるぐらいだ。

世界一ふるいアルメニアのかわぐつ（ロイター）

で、本題。

にほんではこないだ、いまから 1万 3,000年まえという、にほん一ふるい土偶が滋賀県の相谷熊原遺跡（あいだにくまはらいせき）でみつかったところだけど、このアルメニアではいまから 5,500年まえという、世界一ふるいかわぐつがみつかったそうだ。

みつかったかわぐつ: うしかわ製でほぼ完全なかたちでのこっており、くつひももあった。
: くつはかたほうだけで、ながさが約 24.5センチ、はばが 7.6〜10センチ。
: 男性用か女性用かは不明。

世界一ふるいアルメニアのかわぐつ（2枚）（ロイター）

みつかったばしょ: イランやトルコとの国境にちかいアルメニアの洞くつ。そのなかは低温で乾燥しとった。

みつかったばしょ（ロイター）

かわぐつの年代測定: かわぐつは 2008年に考古学を専攻するアルメニア人の学生によって発見され、アメリカとイギリスの研究所で放射性炭素年代測定法によって正確な年代をしらべとっただけど、こんかい紀元前 3,500年ごろのもので世界一ふるいかわぐつであることがわかったと発表。
じゃ世界一ふるいはきものは？: アメリカミズーリ州の洞くつでみつかったサンダルで、こんかいのかわぐつよりさらに約 2,500年ふるいとされとる。

5,500年もまえのかわぐつがいままでのこっとったってこともおどろきだけど、5,500年もまえにこんなりっぱなかわぐつはいとったってこともおどろきだ。

（ねたもと）