大垣で野村万斎の狂言をみてきた。
日時 | 2023年7月13日(木)18:30~20:15 |
ばしょ | 大垣市スイトピアセンター文化ホール |
わが席 | と列6番(最后列) |
主催 | (公財)大垣市文化事業団 (大垣市指定管理事業) |
ホールは満席。おもっとった以上にことばもようわかって、しっかりわらえた。
解説=内藤連 | |
小舞(こまい)「景清后(かげきよのち)」 | |
出演 | 野村万斎/地謡=福田成生、内藤連、野村裕基、金沢桂舟 |
「萩大名(はぎだいみょう)」 | |
出演 | 大名=石田幸雄/太郎冠者=岡聡史/亭主=深田博治/后見=福田成生 |
あらすじ | 近々都から帰国することになった田舎大名が、太郎冠者の案内で、とある庭園に萩の花見に出かける。風流者の亭主が、来客に必ず一首所望することを知っとる太郎冠者は、「七重八重九重とこそ思ひしに十重咲きいづる萩の花かな」という聞き覚えの歌を大名に教えておく。見事な庭を楽しんだ后、いよいよ歌を詠むことになるが、大名は・・・。 秋の風情豊かな庭を舞台に、豪快な大名と繊細な和歌の世界のギャップが笑いを誘います。三人の軽妙なやりとりをごゆっくりお楽しみください。 |
「舟渡聟(ふなわたしむこ)」 | |
出演 | 船頭・舅=野村万斎/聟=野村裕基/姑=内藤連/后見=金沢桂舟 |
あらすじ | 京都から初めて妻の実家に挨拶に行く聟が大津松本から渡し舟に乗る。酒好きの船頭は、聟の持つ酒樽に目をつけ振舞うよう迫るが、断られると、舟を漕ぐのをやめたり、激しく揺らしたりして強引に無心する。聟は仕方なく酒を飲ませ、軽くなった酒樽を持って舅宅へ出向く。やがて外出しとった舅が帰宅するが、舅は聟の顔を見てびっくり仰天。舅こそが先ほどの船頭だったのだ。舅は様を変え、顔を隠して対面するのだが・・・。 舟に乗っとる様子が棹一本で表現されるなど、狂言のマイムとしての面白さがあります。舅と聟の掛け合いの妙をお楽しみください。 |