あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

森友事件はいま

9億円の土地を1億円っていう不当にやすい価格でうったっていう森友事件。だれの指示でこんなとんでもないことをやったかわからんように公文書をかいざんするよう指示した佐川宣寿(さがわのぶひさ)が裁判所にうったえられとる。1審でうったえをしりぞけられた原告が控訴審をひらくようもとめとるとこなだけど、佐川宣寿のがわは「じぶんの就職活動ができんどる状態だではよてつづきをすすめてほしい」っていっとるだげな。

まあ、ひとのいのちうばっといてよういうわってかんじだ。控訴審がひらかれて不当なやすうりを指示した安倍晋三のつみがあきらかになることをのぞむよ。

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裁判所にひびいた「ほんなこといわんでよ!」の悲痛なさけび
赤木雅子さん控訴審てつづき

日刊ゲンダイ(相沢冬樹さん) - 2023/05/10〕

  • 粛々と進む裁判の手続き中、突如室内に響いた悲痛な叫び。財務省の公文書改ざんで命を絶った赤木俊夫さんの妻、赤木雅子さんが、佐川宣寿(さがわのぶひさ)財務省理財局長を相手にした裁判だ。1審は訴えを退け、現在は控訴審の法廷を開く前の協議が行われとる。  
  • 焦点は、国家公務員の職務上の行為については国が責任を負い、公務員個人に賠償を求めれんという最高裁判例だ。1審はこの判例に沿って判断したが、赤木さん側は「改ざんという違法行為をさせた佐川氏にこの判例を適用すべきではない」と訴えとる。この主張を裏付ける学者の意見書を誰に依頼するかが課題だった。
  • 2023年5月8日、大阪高裁で行なわれた非公開の協議で赤木さん側は、神戸大学阿部泰隆名誉教授に意見書を依頼することを明らかにした。2023年6月末までに完成させ裁判所に提出するという。
  • 佐川氏側が「再就職したいから急げ」
    これを受け裁判官は佐川氏の代理人に意見を求めた。佐川氏側はいずれもリモートでモニター越しでの参加だ。佐川氏側はまず、意見書の提出を早めて1カ月ほど前倒しするよう求めた。その理由は……、
    「この裁判が続いとるので(佐川氏は)退職してから就職活動ができん状態です。裁判が長引くのが非常にダメージです」
  • 佐川氏が退職后天下りしとらんことを初めて明言した。再就職したいから裁判を早く終わらせたいという考えが透けて見える。そのためさらに……。
    「(意見書を依頼する)阿部先生は名誉教授ということで能力も高いと思いますので急いでいただいて」
    佐川宣寿もと財務省理財局長(日刊ゲンダイ) 495-357
  • ここでたまりかねたように赤木さんがモニターの佐川氏代理人に叫んだ。
    「ほんなこと言わんでよ! 私の夫は亡くなっとるんですよ!」
  • 夫はもう再就職できんのに、自分の再就職の都合で意見書を早めさせようとする佐川氏の代理人に感情を抑えきれんくなった。その后は机に突っ伏してずっと泣いとったという。裁判官は佐川氏側の前倒しの求めを受け入れず、意見書は当初の通り2023年6月末までに提出されることになった。
  • 協議が終わってしばらくして、少し気持ちが落ち着いた赤木さんは次のように話しとる。
    「佐川さんは裁判に一度も出てきませんし証言しようともしません。裁判を長引かせとるのは裁判から逃げとる佐川さん自身だと思います」
  • 1審敗訴で裁判継続に迷いも生じとったが、今回の発言で再びやる気が湧いてきたという。少なくとも佐川氏にダメージになっとることははっきりした。