熱田神宮のみなみ、宮宿(みやじゅく)の七里のわたしにいってきた。
むかしの東海道はここ宮宿から桑名宿まで七里のきょりを、ふねにのっていっとっただ。しおのかおりがはなをつくなか、突堤(とってい)のさきまでいって、みなみのほう、おきをみる。っていうか、堀川(ほりかわ)のさきをみる。むかしはこっからいきなり伊勢湾にでるだっただらあけど、いまはこの堀川をとおっていったん名古屋港にでて、さらに伊勢湾にでていくっていうかたちになる。むこうに新幹線の鉄橋がかかる。
突堤からひだりまわりにぐるっとながめてみる。まずはひだり40度。マンションもある住宅街だ。
ひだり80度。かわにかかるはしとふね。いいけしきだ。堀川には2本のながれがあり、平行してみなみにながれてきたものが、ここ七里のわたしのとこで合流してひとつになるだ。ひがしの堀川はこのちょっと上流のとこから新堀川ってなまえをかえるみたいだ。で、このひだり80度にみえるはしが、ひがしの堀川にかかる内田橋(うちだばし)っていうはしだ。うしろのたかいほうのはしは国道247号線で、りょうほうともひんぱんにクルマがいきかい、にぎやかだ。
ひだり120度。ふなつきばだ。
ひだり160度。みちをへだてたむこうに宮宿らしいふるいたてものもみえる。
ひだり200度。海蔵(うみくら)っていうボートやさんがあって、さんばしももっとるみたいだ。七里のわたしの伝統はたえずってとこか。
ひだり240度。にしの堀川にかかる大瀬子橋っていうはしがみえる。よみかたはわからん。てまえのさんばしがボートやさんのものとおもわれるさんばしだ。
ひだり280度。むこうぎしのあしがわびしい。
ひだり320度。みなとってかんじのふうけいだね。写真のみぎはドック。ひだりのおおきなたてものには「亀屋芳広(かめやよしひろ)」っていう看板がおおきくでとるけど、和菓子やさんの工場なのか倉庫なのか。本店は熱田神宮にちかいとこにある。
まあじき360度、1周するぞってとこで、みぎて、にしの堀川からはしけがやってきた。さらに、ひがしの堀川と合流して1本になった堀川をとおざかっていく。さようなら~、きをつけて~。はしけをみおくって、ちょうど360度となった。
また、はしけがむこうにさった鉄橋を、新幹線がごーっていいながらわたっていく。
突堤のねもとまでもどり、常夜灯のしたで記念写真をとって、この地をあとにした。