あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほど、いいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、感心したことなんかをかいていくよ

組織の活性化について課長職として取り組みたいこと

(序)


人間の身体が60兆個もの細胞で構成されているように、市役所や企業などの組織も何百、何千、何万もの「人」で成り立っています。組織にとって「人」こそが財産です。いかに優秀な人材に、高く、強い意欲を持って仕事に取り組んでもらえるかが重要です。


「人」にはそれぞれ個性があります。それぞれ得意とする分野、いわゆる「強み」も違ってきます。「人」は、自分の強みを発揮し、その成果が認められたときに、高い満足感が得られ、これまで以上に仕事に対するモチベーションが上がり、さらなる高みへチャレンジし、よりよい成果が実現できるのではないでしょうか。組織の活性化はそのようにおこなうべきではないでしょうか。


(なぜ活性化?)


では、なぜ組織の活性化が必要なのでしょうか。これは活性化していない組織とはどういうものかを見てみれば明らかです。次のような症状が現れています。

  1. 会議が形式的なものになっている
  2. 会議のための資料づくりに追われてしまう
  3. 現場で起きている悪い情報が上に流れてこない
  4. 自分の部署の損得のみに汲々とし、他部署との間に壁ができてしまう
  5. 仕事の仕方がマンネリになり、チャレンジしなくなる

職場がこのような状態になってしまっては、独創的な発想も生まれず、よい製品、よいサービスも生まれてこないでしょう。ここで「課長」の登場です。部署を統括する「課長」がいかに自分の組織をよくするかということに骨を折るかです。「課長」の力量ひとつで活性化の進み具合に差の出るものです。


活性化の方策として、課員一人ひとりの能力開発を行うことももちろん重要なことです。ただし、肝心の組織が活性化されていなくては、せっかく向上した能力も宝の持ち腐れとなってしまいます。


また、やる気のある上司の行動のひとつに「トップダウン」というものがあります。すごく強烈な印象を受けます。部下は上司の命令に従うもので、確かに上司の強い信念に基づく命令により課員は動くでしょうし、それなりの成果も出るでしょう。しかし、その行動に魂は入らず、単に「課長」の操り人形となるだけで、その成果も課員個々の満足には結びつきません。さらなる高みにチャレンジすることもないでしょう。


(信頼しよう!)


組織の活性化は、「課長」の「まず部下を信頼しよう」という気持ちから始まります。仕事のやり方や内容に具体的な問題意識を持っているのは「現場」であり、ありのままの情報を持っているのも「現場」です。その「現場」を握っているのが「課長」であり、部下を信頼しようという気持ちが課員との距離を縮め、本当に必要な情報や「現場」にとってまずい情報も上がってくるようになるし、適切な指導、助言、命令をおこなうことができるようにもなります。


このような気持ちを持った上で初めて次のステップに進むのです。

  1. 部署としての目標を明示し、課員の行動レベルにまで結びつける
  2. 啓発的な職場環境をつくる

1.については、部署としての目標が決まったとして、それでは課員は何をすればいいのかということまで規定します。具体的に個人の目標も示されるべきです。2.については、課員全員が職場の状況などを共有しつつ、お互いがプラス思考を持って仕事を遂行していけるような環境をつくるということです。


(結び)


「部下を信頼しよう」といいました。うわべだけで信頼するといっても見透かされてしまいます。本当に「部下を信頼しする」という人間観が大切です。きざな言い方かもしれませんが、「人の喜びを自分の喜びとすることのできる精神」といってもいいでしょう。「まわりをよくしたい」という気持ちでもあります。さらにおおげさに言えば「人間力」かもしれません。「部下はどうしたら気持ちよく創造的な仕事ができるか」ということを考えるのが「課長」だと思います。


ところで、これまでのわが身を振り返ってみました。若いころは、人よりもまさりたい、人に抜きんでて出世したいという欲求も持っていました。ほめられたい、よく見てもらいたいという願望も心を支配していました。もちろん、自己啓発の努力もそれなりにはしたつもりです。しかし、まわりとの信頼関係が築けていない自分に気づきました。自分が、自分が!としか考えてないのですから、当たり前のことです。


いま、変わろうと努力しています。さきほども言った「人の喜びを自分の喜びとすることのできる精神」です。漠然とそう思うだけでは実現しないでしょう。具体の行動が必要です。大げさなことではありません。人と対話するのです。できれば誰とでもです。職場で上司や部下と話すこともそうです。ただし、業務上のことだけで話をするのではなくて、さきほどの「精神」を持ってです。良し悪しはさておき、喫煙場所に行きます。そこでいろんな部署の人たちと顔を合わせます。気安く話せる人もそうでない人もいます。こちらも一人になりたいと思う時だってあります。でも、積極的にいろんな部署の人たちと話すのです。心が上を向いてないとできません。また、昼休みなどに自分の近くに若い人たちが集うような時もあります。もちろん、できる範囲で話に加わります。


そう、簡単にいうと「人」を好きになるということです。そこから部下を信頼することのできる「課長」となって、組織の活性化をすすめていきたいです。