あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

死刑場

しょうげきてきだった。







東京拘置所の 刑場の 「執行室」 (東京 小菅)
東京拘置所の 刑場の 「執行室」 (東京 小菅)

8月 27日、はじめて 死刑場が 公開されただ。


ここで 死刑を 執行するのかと、おもわず みが すくむ。ひとの 最大の 権利で ある、いきる 権利を うばっちゃうだ。


でも、死刑囚は ほかの ひとの いきる 権利を うばった。その むくいと して、じぶんの いきる 権利を うばわれる。



死刑囚、私服で すごし バイトも 可能
〜刑場での 「最後の 一服」は 禁止〜

法務省が 8月 27日、はじめて 公開した 死刑の 刑場 (東京拘置所内)。こぎれいな 内装や 構造だけで なく、内部は 禁煙で 「最後の 一服」が なく、くびを つる ための ロープは 再利用されるなど、かくされた 習慣も あきらかに なった。(夕刊フジ)


全国 7か所に あるけど、国会 議員の 視察が 過去 3回 おこなわれた 以外は 公開されとらんかった 刑場。制度に 慎重な 千葉景子 法務 大臣 62才が 7月 28日、執行に たちあい、国民的 議論の きっかけに する ため、公開を きめた。


死刑囚は ふだんは 独居房で 午前 7時 起床、午後 9時 就寝の 生活を おくる。業者と アルバイト 契約を むすび、作業で 報酬を えるのも 可能。服は 私服で、新聞や 雑誌、書籍が かえる。


また 弁当の ほか、ぶどう、かにや うなぎの かんづめ、どらやきなども かえるので くうに こまらん。面会は 原則、親族と 弁護士だけだ。


注目の 死刑 執行は その ひの あさに いいわたされる。「1975年に まえの ひに 予告し、自殺者が でた」 (法務省 矯正局)と いい、そのご、その ひが 定着した。


希望に より 刑場内の 教誨室 (きょうかいしつ)*1で 数十分間、旧知の 教誨師に 最後の おいのりを うける。ここで 拘置所 提供の 和菓子や くだものも くちに できるけど、たばこや さけは ない。


教誨室には ぶつだんが あり、スライドすると かみだな、キリスト 教徒は とびらを しめて 十字架を かかげる しくみ。「1日に 複数回 執行する ばあいも ある」 (法務省 矯正局)けど、スムーズに こなせる。


教誨が おわると 執行室の まえの へやへ 移動。まえで うでぐみを して 手錠、あしに ゴムバンドが まかれる。視線の さきには あおい カーテン。これが 死刑囚の 生涯 最後と なる 光景だ。


医療用 ガーゼで めかくしされると カーテンが ひらき、ふみだいの うえへ。3人の 職員が 同時に ボタンを おして ふみだいが はずれ、医師が 死亡を 確認した 5分ごに 遺体が おろされる。ふみだいの ましたには 排水溝が 設置されとった。


ボタンを おした 職員には ひとり 2万円の 特別 てあてが 支給されるだけど、「執行 経験の 有無は だれにも はなさんのが、この 世界の 不文律」 (法務省 矯正局)。


これまで 「一度の 失敗も ない。抵抗した ばあいは 相応の 人数で 実力 行使する」 (法務省 矯正局)と いうけど、しゅくしゅくと つみを つぐなう ケースが 通常だと いう。ちなみに ロープは 「刑場では ない」と いう 理由で 公開されんかったけど、すてる こと なく 再利用すると いう。


天井から つるされた ロープを くびに まかれた 死刑囚が ふみだいに のる。その ふみだいを はずす ボタンを おす ひとの、こころの いたみは とてつも なく おおきいだら。そう いう いやな やくめを ひきうける ひとが おって、この よは なりたっとる。




(さんこう)

*1:教誨とは 「(1) おしえ さとす こと。(2) 受刑者に 徳性 教育を し、ただしい みちに みちびく こと。」と いう 意味