あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

にほん 4 - 1 ドイツ

つええ。こんなつええにほんみたことねえ。前半おわってドイツに 2 たい 1 でリード。后半の后半さらに2点くわえて 4 たい 1 で快勝。きょねんのワールドカップのときはたえにたえたすえのかちだったけど、きょうは堂々のちからがちだ。

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2023年9月10日6時52分

セルジオ越後】ブラボーだね!
にほんはW杯より成長しとった
ドイツ監督は解雇されるだろうな

<国際親善試合:ドイツ1-4日本>
◇2023年9月9日(日本時間10日)◇
フォルクスワーゲン・アレーナ◇
  • 情報戦の勝利だね。相手左サイドバックはボロボロだった。その情報が事前に入ったから、日本は右MF伊東、DF菅原が集中的に攻めて、前半2得点。后半もMF久保がそのサイドから2アシストと、4点すべてが日本の右サイドから生まれた。それを修正できんかった相手監督は解雇されるだろうな。
  • 日本はW杯の時より間違いなく成長しとった。前半は互角以上に戦ってリードして、后半5バックに変えたのは、何かを試す狙いではなく単純に勝ちたかったからだと思う。その戦術がはまってカウンターも決まった。一方で、ドイツの衰退時代はしばらく続くね。足元ばかりで、裏が取れん。選手層が薄いし、点が取れるFWもおらんかった。
  • 日本は、システマチックに戦うヨーロッパチームには対抗できることが証明された。今後の課題は南アメリカのチームだ。W杯でベスト8の壁を越えるには、南アメリカ勢にも勝たんといかん。ヨーロッパは戦術で得点を狙うが、南アメリカは個人で突破してくる。
  • この日、唯一苦しんだのも、MFサネの個人突破だからね。サネのような選手は南アメリカに何人もおる。日本が苦手とする相手をどう克服するか。今回はドイツに完全アウェーで勝ったが、南アメリカ勢との完全アウェー戦は過去3戦全敗、通算0得点8失点だ。次のステージに上がるためには、克服してほしい。
  • 今回のヨーロッパ遠征で日本はドイツ、トルコと、普段はあまり組めんヨーロッパ勢と2試合を組んだ。今后、ヨーロッパ遠征時には南アメリカの強豪とのマッチメークを考える必要がある。ほとんどの選手がヨーロッパでプレーしとるので体調もいいはず。3月に日本へ呼んだウルグアイ、コロンビアはコンディションがあまり良くなかったが、それでも日本は勝てんかった。
  • アルゼンチンやブラジルとヨーロッパで試合を組めば、何十億円もの金がかかるのだろう。だが、それこそ「新しい景色」への投資だ。3年后のW杯(FIFAワールドカップ北中アメリカ大会)で必ず返ってくる。日本サッカー協会JFA)は今、経済的に苦しいかもしれん。それでも極端な言い方をすれば、その投資ができるか、できんかでW杯の成績が決まると思う。
  • とにかく今日はドイツに勝って、早起きしたかいがあったね。試合后、選手は誰も言わんかったけれど「ブラボー」だったよ。(日刊スポーツ評論家)

(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム セルジオ越後「ちゃんとサッカーしなさい」)