きっぷがないと電車にのれん。あいさつがないと社会もわたっていけん。あんじょう学園創立者寺部だいさんのことばだけど、いいたとえだな。アンフォーレで開催の寺部だい生誕140年展の展示資料に発見。
たとえてもうしますと、あいさつとは社会をとおっていくためのひとつのきっぷといえるでしょう。きっぷがなければのりもんにのれませんし、旅行することはできません。そしてきっぷはだれのきっぷもちがいがあるものではありません。あいさつもまたそうしたもののようにかんがえられます。あいさつそのものには、きっぷと同様、個性はありません。だれのあいさつでもそのことばにちがいはありますまい。(いうまでもありませんがその表現のしかたには、ひとによりさまざまのちがいがあり、ていねいなひと、乱暴なひと、あげていくとかぎりがありません) |
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あんじょう学園はいま小堤町(こづつみちょう)にあるだけど、さいしょは朝日町(あさひまち)にあったこともかくにん。しきち面積1,000平方メートルから10,000平方メートルに拡大。寺部だいは桜井町中開道(なかがいと)のうまれだったこともしる。おっとは海軍軍人清水三蔵。結婚して寺部三蔵になる。