2019年6月ようか、つまとふたり、西尾(にしお)は吉良(きら)にある華蔵寺(けぞうじ)をみてきた。吉良上野介(きらこうずけのすけ)の菩提寺だ。
華蔵寺
山門をはいる。
急ないしだんのうえになかもん。「いしだんは危険です。左右にあるさかみちをご利用ください」っていうかんばんがたっとる。
本堂のまえでおまいりしたあと、こころざしをわたして拝観。
本堂とこのまにちいさなかご。葵の御紋(あおいのごもん)みたいな紋がはいって、かごのまえに御朱印ってかいたふだがたてかけてある。
かべに吉良上野介の木像の写真がかかっとる。
吉良家由来と吉良氏系図もかかっとる。吉良上野介の家系は西城吉良氏になるらしい。西城はいまの西尾だ。吉良上野介は吉良のとのさんのはずなのに、合点がいかん。
本堂からはなれにいってみる。
本堂からきたににわをみてみる。ラジオすっぴんに出演しとったスヱーデン人にわしが、にほんでいちばんいいにわはどこかってきかれて、華蔵寺のにわがいちばんいいっていった、ほのにわだ。あんまりこまやかにていれがされとるにわじゃなくて、凡人であるわれわれ夫婦にはよさがわからん。
おんなじにわを、はなれからにしむきにみてみる。
花岳寺
みぎどなりの花岳寺(かがくじ)にいってみる。
本堂のまえでおまいり。
説明がきのかんばんをよんでみると、こっちは東条吉良氏の菩提寺ってかいてある。東条はいまの吉良だ。むかしは矢作古川(やはぎふるかわ)をはさんで、西尾と吉良が「西城と東条」っていうかたちでついになっとっただ。
ひだりわきに薬師堂。
かえり
駐車場にもどるとこで、わきに吉良上野介馬上像をみる。いしぶみに尾崎士郎の文章。「このゆるゆるとうまにゆられていくすがたこそが、吉良上野介の人徳を象徴するもんだ」っていうようなことがかいてある。
矢作古川にかかる横須賀橋をクルマでわたって、吉良から西尾にはいる。
西尾のまちなかでうなぎをたべて、うちにかえる。