おれも交通安全教育が道徳教育であるとまではかんがえたことはなかっただけど、わがあんじょうのとなり、刈谷の交通指導員のかたが論文でこんなふうにかいてみえる。
「交通安全教育」2016年1月号
実践事例
愛知県刈谷市における幼児の交通安全教育へのとりくみ
~交通安全はいのちをまもる道徳教育~
愛知県刈谷市交通安全教育指導員 神谷智子さん3.交通安全教育とは
交通安全は家庭からっていいます。本来交通安全教育は、おとうさん、おかあさんがてほんとなって交通規則、マナーを指導することが根本であるってかんがえます。じぶんのいのちをたいせつにおもうこころ、あいてのいのちをたいせつにおもうこころ、おもいやりのこころをそだてる道徳教育ってかんがえます。〔幼児の交通安全教室〕
(1) 導入
指導につなげる導入では、教室の目的を明確にし、指導者としてき然とした態度で参加者とむきあいたいっておもいます。参加者も姿勢をただし、はなしをきかあ、ききたいって興味をもってくれるようになることが、信頼関係をきずく第一歩ってかんがえます。指導者:
みんな、姿勢がいいね~。
(こどもたちのせすじがのび、りょうあしがそろい、しゃきってなります)
姿勢のいいこは、こころにとどいたおはなしがほねをつたわってあたまのなかにはいります。みんなは姿勢がいい!
きっと交通安全のはなしをあたまにいれて、事故のないおともだちになれるっておもいますよ。きょうは、みんなのいのちをまもる勉強にきました。みんなのいのち、どきどきする心臓、いくつある?
(こどもの表情はかわります)幼:ひとつ。
指:たったひとつしかないだよ。じぶんのいのちをまもるのはだれですか?
幼:じぶん。
指:じぶんでまもる勉強はじめまい。
(ことばはつねに明確で、めをみながら。ひとりひとりにかたるようにはなします)4.おわりに
わたしが交通安全教育指導員のしごとをはじめ、はやいもので20年めをむかえました。刈谷市の幼稚園教諭として幼児教育にたずさわっとった経緯もあり、こどもにかかわるしごとができるとのさそいで従事することになりました。としをかさねるほど交通安全のおもみをかんじております。社会がめまぐるしい速度でうつりかわる現代、幼児から高令者まで交通安全をつたえることができることに感謝しております。
交通事故をおこさん、おこさせん。ほのための交通教育です。よのなかがどれほど合理的になってもおやまたはおとなからこへ、いのちをまもるこころをわすれてはいけません。交通安全のきまりをまもることは、家庭のきまりをまもること、社会のきまりをまもることも同様ではないでしょうか。
交通安全はいのちをまもる道徳教育です。これからも警察署やほかの関係機関とともにてをたずさえて交通安全につとめていきたいっておもっております。
なるほど、じぶんのいのちをたいせつにおもうこころ、あいてのいのちをたいせつにおもうこころがあや、おおくの交通事故はふせげるよね。ほういうおもいやりのこころをそだてるだで、交通安全教育は道徳教育だってわけだ。なるほど。
ほいから、き然とした態度でのぞむってとこもみならいたいもんだ。参加者にも姿勢をただしてもらい、おたがいの信頼関係をきずく。なるほど、なるほど。「みんな姿勢がいいね~」からはじまる交通安全教室、すてきだね。