あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

あきた おばこ

これが あきた おばこか。

あきた おばこ (柴田洋子さん) (1953 木村伊兵衛氏 さつえい)
あきた おばこ (柴田洋子さん) (1953 木村伊兵衛氏 さつえい)
秋田にしました&秋田美人Akhirnya Akita dimana wanitanya cantik インドネシア文化宮(GBI-Tokyo)/ウェブリブログ|2013/02/28
“美の国あきた”と題する、秋田県庁広報課が作成した英文パンフの表紙は、一枚のモノクロ写真で飾られている。編み笠を被る19才の柴田洋子さんが、現代っ子にはない、素朴ながらも端正で知的な表情で黙している表情だ。
側聞では、写真家はあの木村伊兵衛氏。モデルは、秋田県大曲高校の三年生。秋田県大曲市(現在の大仙市)の角間川町に銀行員の娘として生まれたという。1952年に大曲市が主催した「第一回県民おばこコンクール」に応募するも、ミスには選ばれなかったとか。大曲高校を卒業後、上京。国会議員の秘書などを務めた後、日系二世のアメリカ人と結婚し1972年アメリカに渡る。今から3年前に77才で亡くなられた。
80年前に秋田に生まれた柴田洋子さん。今時の秋田美女と称される女性たちとはレベルもラベルも違う気がする。“崇高な”秋田びじんのイメージを醸し出す。それが故かどうかは分からないが、“秋田にしました”の大キャンペーンに、80年前に生まれた、すでに故人の女性の写真が用いられることに納得もする。
筆者にとって秋田経験は、過去35年間に4度だが、今回のインドネシア政府・観光創造経済省による横手市かまくら祭り参加を契機に、ますます秋田ファンになった。来る5月中旬には、佐竹秋田県知事らによるインドネシア経済ミッション派遣も計画されていると聞く。秋田県が持つ魅力が一段と発信されることを願ってやまない。
木村伊兵衛 「秋田おばこ」 三上(旧姓柴田)さん お会いしたかったなー - カッカの一日|2012-01-11
写真家木村伊兵衛(1901~74年)が1953年に撮った作品「秋田おばこ」
この方が大仙市角間川出身の三上(旧姓柴田)洋子さん。
大曲高校を卒業し地元で子どもたちに特技のバレエを指導し、その後、上京して国会議員秘書になり、貿易関係の仕事をしていた三上さんと結婚。2010年に76才で亡くなるまでアメリカロサンゼルスで暮らした。6年ほど前まではほぼ毎年、桜の季節に帰省して故郷の角間川を大事にしていた。
2012/1/11 秋田さきがけ 地方点描より

(さんこう)