去年、JR 安城 えきまえ 商店街に 登場した 南吉 壁画に、でんでんむしが えがかれとるのを しって おりますか?
『ごんぎつね』や 『てぶくろ かいに』って いう きつねが 登場する 作品が 有名だで、新美南吉 イコール きつねって いう 印象が あるかも しれません。しかし、じつは でんでんむしも、新美南吉に よく 登場する いきものです。とくに、1998年に 開催された 国際 児童 図書 評議会での 皇后 陛下の 基調 講演で、童話 『でんでんむしの かなしみ』が とりあげられた ことは 有名な はなしです。
安城市と 新美南吉の かかわりに めを むけると、南吉の なくなった あと、安城高等女学校に たてられた 『ででむし碑』が あげられます。安城高等女学校で 教師と して 5年間を すごした 南吉。ほの 南吉と ともに まなび すごした 生徒たちが、南吉の ひとがらを しのんで たてた 南吉 顕彰 碑です。
安城市は 「南吉が 青春を すごした まち」と して、南吉の ひととなりや、かれが すごした 当時の まちの すがたを つたえ のこして いきたいって かんがえて おります。ほのため、南吉 壁画を はじめ、市で すすめる 新美南吉の まちづくりの シンボルと して、でんでんむしを つかう ことに しました。
みなさんも、市内の さまざまな ところに ふえて いく この でんでんむしを、ぜひ さがして みて くださいね。
以上、広報あんじょう 2012年 6月 ついたち号より、原文を 修正して 掲載。
(ねたもと、さんこう)