鳩山由紀夫 総理大臣が きょう、衆参両院の 本会議で 就任後 はつの 所信表明演説を おこなった。政権交代に よる 鳩山内閣の とりくみを 「無血の 平成維新」と 位置づけ、国民生活と 弱者を 重視した 「友愛政治」の 実現に むけた 決意を 表明した。
■所信表明演説の 骨子
- 官僚依存の しくみを 排し、政治主導、国民主導の あたらしい 政治に 180度 転換する。
- 「変革の 本番は まさに これからだ」と、はつの 国会論戦に のぞむ 決意を 表明。「戦後行政の おおそうじ」を 実行する かんがえを 冒頭で かかげる。
- むだづかい排除や あまくだりあっせんの 全面禁止、情報公開の 徹底を 推進。「税金の つかいみちと 予算編成の ありかたを 徹底的に みなおす」と して、菅直人副総理と ともに 財政構造の 転換を はかる。
- わたしの 政治資金の 問題では 捜査に 全面的に 協力する。
- 「政治への 不信を もたれ、国民に ご迷惑を おかけした ことを もうしわけなく おもっとる」と 謝罪する。
- よわい たちばの ひとびと、少数の ひとびとの 視点が 尊重されるのが 友愛政治の 原点だ。
- 「おおきな 政府とか ちいさな 政府とか もうしあげる その まえに、政治には よわい たちばの ひとびと、少数の ひとびとの 視点が 尊重されねば ならん」と 指摘。
- 市民や NPOの 活動を 側面から 支援する。
- 経済合理性に かたよりすぎん 「人間の ための 経済への 転換」を 提唱する。社会の きずなを 再生させて 「あたらしい 公共」を そだてる ために、市民や NPOの 活動を 側面から 支援して いく ことが 「21世紀の 政治の やくわりだ」と とく。
- 家計を 直接 応援する ことで 「人間の ための 経済」への 転換を はかる。内需 中心の 安定的な 成長を 実現する。
- 地域の ことは 地域に すむ 住民が きめる 「地域主権」改革を 断行する。
- 「人間の ための 経済」を 実現する ためには 「地域主権」が 不可欠で、「くにと 地方が 対等に 協議する ばの 法制化」を うったえる。
- 農家への 戸別所得補償制度や 郵政事業の みなおしも、地域社会の 再興の ためだ。
- 2020年に 温室効果ガスを 1990年比で 25% 削減する 目標を かかげ、国際交渉を 主導する。
- 緊密 かつ 対等な 日本−アメリカ関係を 基盤と する。
- オバマ大統領が 提唱した 「核の ない 世界」の 実現に むけて 「不退転の 決意」で あたる。
- そのほか
- こどもてあての 創設、ガソリン税の 暫定税率の 廃止、高速道路の 原則無料化など。
- 羽田空港に ついて、「アジアの 国際拠点と する ため、24時間国際拠点空港化など、真に 必要な インフラ整備を 戦略的に すすめる」と する。
- むすびで、「従来の 発想の まま 成熟から 衰退への みちを たどるのか、それとも あらたな こころざしで 成熟の さきの 飛躍を みいだすのか、選択の 岐路に たっとる」と のべ、政権への 協力と 参加を 国民に うったえる。
(ねたもと)
- asahi.com(朝日新聞社):「政権交代は無血の平成維新」 首相、初の所信表明 - 政治|2009年10月26日14時6分
(さんこう)