きょうは「ingハウスここから」の開業式典にいって、「かたりべ ことのはのかい」のみなさんによるかたりをきいてきた。
◇ ◇
さいしょが詩ふたつ。「まいにち『おはつ』」と「ほたるたんじょう」。
つぎに5人全員で、てがみ「親愛なるこどもたちへ」。
てがみ ~親愛なるこどもたちへ~
としおいたわたしが、あるひ、いままでのわたしとちがっていたとしても
どうかそのままのわたしのことを理解してほしいわたしが服のうえにたべものをこぼしても、くつひもをむすびわすれても
あなたにいろんなことをおしえたようにみまもってほしいあなたとはなすとき、おなじはなしをなんどもなんどもくりかえしても
その結末をどうかさえぎらずにうなずいてほしいあなたにせがまれてくりかえしよんだえほんのあたたかな結末は
いつもおなじでもわたしのこころを平和にしてくれたかなしいことではないんだ、きえさってゆくようにみえるわたしのこころへと
はげましのまなざしをむけてほしいたのしいひとときに、わたしがおもわずしたぎをぬらしてしまったり
おふろにはいるのをいやがるときにはおもいだしてほしいあなたをおいまわし、なんどもきがえさせたり、さまざまな理由をつけて
いやがるあなたとおふろにはいった、なつかしいひのことをかなしいことではないんだ、たびだちのまえの準備をしているわたしに
祝福のいのりをささげてほしいいずれはもよわり、のみこむことさえできなくなるかもしれない
あしもおとろえてたちあがることすらできなくなったらあなたが、かよわいあしでたちあがろうとわたしにたすけをもとめたように
よろめくわたしに、どうかあなたのてをにぎらせてほしい
わたしのすがたをみてかなしんだり、じぶんが無力だとおもわないでほしいあなたをだきしめるちからがないのをしるのはつらいことだけど
わたしを理解してささえてくれるこころだけをもっていてほしいきっとそれだけでそれだけで、わたしには勇気がわいてくるのです
あなたの人生のはじまりにわたしがしっかりとつきそったように
わたしの人生のおわりにすこしだけつきそってほしいあなたがうまれてくれたことでわたしがうけたおおくのよろこびと
あなたにたいするかわらぬ愛をもってえがおでこたえたいわたしのこどもたちへ
愛するこどもたちへ
みっつめに3人で、えほん「だってだってのおばあさん」。
(さんこう)
- 南吉 作品の 朗読会を きいて きた - 安城市歴史博物館 - あきひこの いいたいほうだい|2013/09/16
- 工藤直子「じぶんのための子守歌」
- まいにち「おはつ」
- ほたる誕生
- ~親愛なる子供たちへ
- にほんご訳詩 角智織
- 補足詩 樋口了一
- だってだってのおばあさん
- 佐野洋子作
- こどもに語る日本の神話
- 国のはじまり - イザナキとイザナミ
- おおやしまのくに
- あわじしま
- いよのしま
- つくしのしま
- おきのしま
- いきのしま
- つしま
- さどのしま
- おおやまととよあきつしま
- おおやしまのくに
- 国のはじまり - イザナキとイザナミ
- NPO法人 ing ~ingハウス ここから~
- 2014年5月17日(どようび)オープニング!
- このたび、市街地で「みんなのセカンドハウス」をかまえることになりました
特定非営利活動法人ingです。
ここでしかできないこと、ここだからできることを、
ひとつひとつみなさんと時間をかけてつくっていきます。
「ここから」わたしたちも活動21年めのスタートです。
「ここから」なにがはじまるのかとってもたのしみにしてます!
2014年4月吉日 「ingハウス ここから」を創る会 代表 松岡万里子