あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

八丁みそ、不当判決はつづく

ほんもんの八丁みそがにせもんの八丁みそをうったえる裁判でまたほんもんの八丁みそがまけた。司法と行政が一丸となって不当な状態がつづけられる。中部経済新聞の記事につぎのようにあった。

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八丁みそ登録めぐりふたたび敗訴

2023年3月9日
中部経済新聞

  • 農林水産省が地理的表示(GI)保護制度に登録した愛知県の豆みそ「八丁味噌(みそ)」を巡り、発祥地とされる岡崎市の老舗業者「まるや八丁味噌」が伝統的手法とは生産方法が異なるとして国に登録取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁(知的財産高等裁判所)は2023年3月8日、訴えを却下した一審東京地裁判決を支持し、まるや八丁味噌側の控訴を棄却した
  • 東海林保(しょうじたもつ)裁判長は一審判決と同じく、提訴時点で、法律が定める登録取り消し訴訟を起こすことができる期限が既に過ぎとったとして「訴えは不適法」と判断。提訴が遅れた正当な理由も認められんとした。
  • まるや八丁味噌側は、自社製品に八丁味噌の名称を使用できず多大な損失が生じると主張したが、東海林裁判長は「GI登録品でないことを明示するなど、混同を防ぐ表示をすれば名称は使用できる」などと退けた。
  • 判決后、まるや八丁味噌の浅井信太郎社長(74)は「残念だ。独特の製法を長く守ってきたが、従来の表示ができんくなれば、立ちゆかんくなる恐れがある」と話した。
  • 判決によると、農林水産省は2017年12月、愛知県全域を生産地とする組合の八丁味噌をGI保護制度に登録。まるや八丁味噌が入る別の組合が行政不服審査請求を申し立てたが、農林水産省は2021年3月に退けた。
  • GI保護制度は、地域の伝統的な生産品の名称やブランド価値を守るため、国が知的財産として保護する制度。「但馬牛」(兵庫県内)や「夕張メロン」(北海道夕張市)などがある。