OK銀行は2012年にホーチミンに駐在員事務所をおいとって、さらに2017年4月にはハノイに現地法人のOKBコンサルティング・ベトナムっていう会社まで設立しとる。まけちゃあおれんぞ!ってことか、競争あいての十六銀行も2018年3月21日にハノイに駐在員事務所をおいただげな。
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- 十六銀「ベトナム進出企業3さり増へ」ハノイに駐在員事務所:日本経済新聞(ハノイ=富山篤さん)|2018/3/26 22:30
- 十六銀行はベトナムの首都ハノイに駐在員事務所を設立した。村瀬幸雄頭取は「ベトナムに進出する取引先企業を2021年までに現在より3割多い200社に増やす」と話した。南部ホーチミン市にはライバル、OK銀行が2012年に駐在員事務所を開設している。地域密着が特徴の地銀の競争もグローバル化してきた。
- 十六銀はかねてベトナム投資開発銀行(BIDV)と連携し、同行の事務所に研修生として行員を派遣してきた。取引先企業の問い合わせも多く、ベトナム側からも岐阜県に多い自動車関連、精密機械関連などの製造業の進出を求める声が大きいことから、駐在員事務所開設を決めた。
△ 2018.3.21 十六銀行のハノイ駐在員事務所の開所式典(にっけい) - 2018年3月21日の駐在員事務所開業にあわせ、村瀬幸雄頭取はハノイで日本経済新聞に対し「現地の生の情報を提供し、迅速に進出支援をするためには事務所が必要だ」と話した。現在は木材、金属、石灰などを扱う矢橋ホールディングス(岐阜県大垣市)、岐阜県関市で創業した調理器具の貝印(東京・千代田)など150社の取引先が進出している。村瀬幸雄頭取は「ベトナムは日本に似た勤勉な国民性、人口が1億人近い有望な国内市場があり、進出に適した国」と評価した。
- 2017年のベトナムへの外資の直接投資額は前の年に比べて44.4%増の358億8,300万ドル(およそ3兆8,000億円)。日本が全体の25%を占め、韓国を抜いて4年ぶりに首位となった。丸紅、住友商事などの火力発電所の大型案件があったことに加え、中堅中小の進出が増えた効果が大きい。投資件数は23%増の1,025件と初めて1,000件の大台を超えた。
- ベトナムは工業立国を目指し、裾野産業の育成を急いでいる。政府は技術力がある日本の中堅中小企業を高く評価しており、積極的に誘致しようとしている。
- 住商などが手掛ける工業団地でも中小企業が進出しやすいように、小さな区画の分譲、賃貸が増えている。十六銀行が情報提供、進出費用の融資などを通じて支援すれば、中小企業でも進出できる可能性が高まる。
- 1990年代に進出した矢橋ホールディングスの矢橋竜宜(やばしたつよし)社長は「ベトナム人は優秀で労働者の質が高い」と評価する。
- ハノイではめぶきフィナンシャルグループ傘下の常陽銀行も駐在員事務所を設立したばかり。ベトナム投資開発銀行(BIDV)にも千葉銀行、岡崎信用金庫など多くの地方金融機関が職員を派遣している。岐阜県ライバル行のOK銀行も含め、ベトナム進出企業の資金需要の開拓競争が激しさを増しそうだ。
(さんこう)
- OK銀行がベトナムとフィリピンに拠点開設 - あきひこのいいたいほうだい|2017/02/20
- OK銀行は2017年2月15日、ベトナムのハノイとフィリピンに拠点を設置するって発表した。ハノイには2017年4月に現地法人のOKBコンサルティング・ベトナムを設立。フィリピンには全国の地銀でははつとなる駐在員事務所を2017年5月にもひらく。岐阜や愛知のとりひきさき企業が東南アジアなど海外への進出にちからをいれるなか、現地の支援体制をととのえるねらいがある。
- OK銀は2012年にベトナムのホーチミンに駐在員事務所をおいとる。ベトナムの南北に拠点をおくことで全土をおおう体制がととのう。現法は法人の設立や運営の支援、現地企業の紹介などをおこなう予定。1、2年后には税務コンサルティングを提供することも検討しており、手数料収入をえたいかんがえだ。
- にほんじんがすむべきばしょ|矢橋竜宜(やばしたつよし)さん/矢橋林業株式会社代表取締役社長
- 私は新緑の木々の緑を、冬の木立を目にするなかに育ちました。そして、家は雨漏りがして隙間風が吹き抜けるような古い欅の大黒柱のある、土間の吹き抜けは小屋組みの見える家でした。家の外にも家の中にも季節があり、いやがおうにも自然を感じる事が出来る環境でした。