きょう2016年2月じゅうよっか、あんじょうし歴史博物館で「時代をいろどった美女たち」展をみてきた。
はなとひと - 1905年、本多穆堂画
はなにうもれる女性っていう構図でえがかれた6枚ぐみシリーズのうちの3枚。シリーズ名から、あるいははなをひとになぞらえとるのかもしれません。
本多穆堂は橋本雅邦などにまなんだにほん画家です。
バイオリンをもつ美人 - 1921年ごろ、青山商店ポスター
ソファーにこしかけ、バイオリンをてにポーズをとる美女。バイオリンには1910年ごろから流行しました。西洋のかおりがするバイオリンは「ハイカラ」な楽器としてファッションの一部にもなっとったようで、三味線のかわりにひろうする芸者もおったっていいます。
ハンカチをもつ女性 - 1915年か、池田蕉園画、大日本麦酒かぶしき会社ポスター
しろいハンカチをくちもとにあててほほえむたおやかな女性。和風のふんいきですけど、ゆびにはめられたたくさんのゆびわのように、洋風アイテムもみれます。
大日本麦酒かぶしき会社は、サッポロ、ヱビス、アサヒの各ビールをつくっとった札幌麦酒、日本麦酒、大阪麦酒が1906年に合併してたんじょうした会社です。
ビールとあおいきものの女性 - 1927年、多田北鳥画、キリンビールポスター
はながらの銘仙をきた女性 - 1933年、伊勢崎おりもの同業くみあいポスター
映画女優の初代水谷八重子をモデルに起用したポスターです。
松井千枝子 - 1925年ごろ、「オシドリ香油」ポスター
このポスターに採用された松井千枝子は、佳人ぞろいの松竹蒲田にあって、ひときわ艶麗(えんれい)をほこった女優です。ブロマイドうりあげ第1位を記録したこともありました。オシドリ香油は整髪料の一種っておもわれますけど、和風のうれいをおびた美人役で定評があった松井千枝子にはぴったりだっただらあ。
(さんこう)