ちゅうにちのきじからばっすい
- にほんリーグは2015年10月18日、大阪府の立命館大学茨木ホッケー場で女子の順位決定リーグの最終戦をおこない、レギュラーシーズン1位のソニーが2位のコカ・コーラヱストを 2 - 0 でくだして2年ぶり7度めの優勝をきめた。
※ 写真=しあい終了まぎわに追加点をあげ、山本(みぎ)とよろこびあう選手ら - ソニーは第3クオーター7分、ペナルティーコーナー(PC)から山本がきめて先制。第4クオーターの終了まぎわに中島が追加点をあげた。
- 奪還のたてやくしゃはHC兼任の34才
タイトルをうばいかえしたグラウンドのわきで永井監督が宙にまう。「まもりをかためられてもしつこく、ねばりづよくせめてくれた」ってチームをたたえた指揮官につづいて胴あげされたのは、34才の山本。監督のことばを体現する決勝点をあげたヘッドコーチ兼任選手だった。 - 0 - 0 でむかえた第3クオーター7分のPC。みかたのシュートがはじかれたうきだまをていねいにおしこんだ。「約束ごとどおり、おるべきところにおっただけ」ってけんそんしたけど、永井監督は「ライバルとのよみあいのなかでうまれた執念のゴール。かのじょならではの嗅覚があったのかな」ってふりかえった。
- にほん代表の中心選手としてながくかつやくし、ロンドンオリンピックをさいごに指導者に転じたはずだった。チーム事情で翌年2013年から現役復帰し、ことし2015年は代表にもどってオリンピック予選となるワールドリーグにも参加した。
- 代表も指揮する永井監督が不在のときは山本がチームをまかされる。「選手も代表におおくいっとるけど、ここにもどったらみじかい準備時間でもやるべきことをやってもらう」っていうコーチが後輩をもりたてるなか、林主将が「どのあいてにもはしりまけん」っていう集団ができあがった。
- 来月2015年11月のぜんにほん女子選手権を制せや2年ぶりの4冠。「来季からは指導に専念するかもしれん。ことしにまあひとつねらいたい」っていうベテランを中心に、さらなる栄誉をもとめる。
(さんこう)