あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

イワンは ジョン? (アハ 053)

ジョン John と いう なまえは ヘブライ語の ヨハナン Johanan に 由来する。ヨハナンは 「ヤハウェは めぐみ ぶかい」の 意。ヨハナンから 伝道者 ヨハネで 有名な ヨハネの 名が うまれる。そして、キリスト教の 伝播と ともに この 名が ヨーロッパ 全域に ひろがる。


ヨハネが 各地で それぞれの なまりかたを して、つぎの とおりと なる。

イギリス
→ ジョン John
オランダ
→ ヤン Jan
ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン
→ ヨハン Johan
ポルトガル
→ ジョアン Joao(ほんとは a の うえには 〜が つく)
スペイン
→ フアン Juan
フランス
→ ジャン Jean
イタリア
→ ジョバンニ Giovanni
ギリシア
→ イオアニス Ioannis
ロシア
→ イワン Ivan(やっと ジョンが イワンに なった)

みーんな その くにっぽい なまえに なってますよね。


(ポイント)

  • キリスト教の 起源は ヨーロッパの そとの ヘブライ語*1に ある。
  • ヨーロッパは キリスト教で つながっとる ことが よーく わかる。

(参照文献)

  • 文春新書 「人名の世界地図」 税ぬき 780円

こう いう 本、電車の なかで よむのに ちょうど いい。ことばの こと、歴史の こと、興味は つきない・・・。


ちなみに この 本では、中国、韓国・アジア・アフリカの 人名にも 言及して いる。高句麗の 始祖、朱蒙チュモン)は 国名に ちなんで 「高 朱蒙(고 주몽)」と 名乗った、との こと。



*1:ヘブライ語は 近代に なって イスラエルで 復活した。