ジョン John と いう なまえは ヘブライ語の ヨハナン Johanan に 由来する。ヨハナンは 「ヤハウェは めぐみ ぶかい」の 意。ヨハナンから 伝道者 ヨハネで 有名な ヨハネの 名が うまれる。そして、キリスト教の 伝播と ともに この 名が ヨーロッパ 全域に ひろがる。
ヨハネが 各地で それぞれの なまりかたを して、つぎの とおりと なる。
- イギリス
- → ジョン John
- オランダ
- → ヤン Jan
- ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン
- → ヨハン Johan
- ポルトガル
- → ジョアン Joao(ほんとは a の うえには 〜が つく)
- スペイン
- → フアン Juan
- フランス
- → ジャン Jean
- イタリア
- → ジョバンニ Giovanni
- ギリシア
- → イオアニス Ioannis
- ロシア
- → イワン Ivan(やっと ジョンが イワンに なった)
みーんな その くにっぽい なまえに なってますよね。
(ポイント)
- キリスト教の 起源は ヨーロッパの そとの ヘブライ語*1に ある。
- ヨーロッパは キリスト教で つながっとる ことが よーく わかる。
(参照文献)
- 文春新書 「人名の世界地図」 税ぬき 780円
こう いう 本、電車の なかで よむのに ちょうど いい。ことばの こと、歴史の こと、興味は つきない・・・。
ちなみに この 本では、中国、韓国・アジア・アフリカの 人名にも 言及して いる。高句麗の 始祖、朱蒙(チュモン)は 国名に ちなんで 「高 朱蒙(고 주몽)」と 名乗った、との こと。
*1:ヘブライ語は 近代に なって イスラエルで 復活した。