あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

八丁みそのひでえはなし

八丁みそでもないもんを八丁みそとして登録しちゃった地理的表示保護制度。佐高信(さたかまこと)さんっていうひとの記事につぎのようにかいてあった。

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八丁みそのGI登録問題の異常さ
じもとでなまえがとりざたされとる自民党有力政治家A

2021/12/28
日刊ゲンダイDIGITAL
佐高信(さたかまこと)さん

  • 逆さまなことが認められようとしとる。
  • 愛知県岡崎市の「八丁味噌」の元祖が、その名を名乗れんくなりそうなのである。
  • 農林水産省が地域の特定農林水産物を保護するために始めた「地理的表示保護制度(GI)」が悪用され、日本最古の味噌蔵を有する「カクキュー」(屋号)の「合資会社八丁味噌」と「株式会社まるや八丁味噌」が追い詰められとるのである。まるやはいま、それを不当として東京地裁に裁判を起こしとる。
  • 二夏二冬長期熟成させる八丁味噌の由来は
    そもそも、八丁味噌の名前は、岡崎城から旧東海道を西に下ること八丁の距離にある「八丁村」に由来しており、愛知県の組合に広げて、2社を排除する結果になるのは本末転倒以外のなにものでもない。
  • ドイツほかEU諸国に輸出されとるまるやの八丁味噌は(とりあえず、ここではまるやに絞る。製造方法はカクキューも同じ)江戸時代から続く伝統的な製法を守っており、「二夏二冬」すなわち、足かけ3年もの時間をかけて長期熟成させる。約1.8メートルもの高い木桶に大豆を原料とした豆麹を仕込み、その上にピラミッド状に川石を積み上げるさまは壮観だという。
  • 名古屋ソニー人脈と自民党有力政治家の名前が
    ところが、それとは違って安易につくられた味噌を八丁味噌と名乗らせようというたくらみがなされた。
  • 岡崎の2社を除いた愛知県のとりわけ6社がGIを利用して、その策謀を成功させようと動いたのである。
  • 6社の中にソニー盛田昭夫の長男の盛田英夫が関わる味噌屋があった。私は盛田昭夫にインタビューしたことがあるが、能力的に疑問のある盛田英夫ソニーに入れたことなども批判しとった私の直撃をも受け入れるような度量が父親にはあった。ただ、その時に講談社の編集部がつけたタイトルが「盛田昭夫、親バカの弁明」で、それには盛田昭夫も苦い顔をしとったという。
  • それはともかく、この田英夫が横車を押して、こんな逆さまなことが起こった。
  • 田英夫が頼ったのが、ソニーの元社員で、現在は自民党の実力者を自負しとるAだという。Aは明らかなワイロを受け取る事件を起こしながら、当時の検察庁の総長候補で自民党の番犬だった黒川某のおかげで逮捕を免れた。睡眠障害とかで病院に逃げ込んだことを記憶しとる人も多いだろう。
  • つまり、農水省のGIが政治家によって逆利用されたということなのだ。官僚が官邸の方を向いて国民の方を向いとらん典型的な例だ。
  • 農水省が認めたGIの基準は一夏(3カ月)以上
    皮肉をこめて、農水省が認めたGIの登録基準を挙げておこう。
  • 熟成期間は一夏(3カ月)以上(温度調整を行なう場合は25度以上で最低10カ月)、仕込み桶はタンク(木桶も可)を用い、重しの形状は問わん。
  • 伝統の味を守るどころか壊す農水省とその背后のAは端的に言えばミソもクソも一緒にする輩(やから)である。
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いや、ソニーがみそ会社とかかわりがあるとはしらんかった。ほれがよこぐるまをおすために政治家をいごかしたってわけか。ひでえはなしだ。