あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほど、いいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、感心したことなんかをかいていくよ

内戦にくるしむイエメン - ちゅうにちの記事から

よそのくににせめこまれとるくにもあるけど、内戦にくるしんどるくにもある。ちゅうにちの記者蜘手美鶴さんがほんなイエメンのことをとりあげとった。アデン湾と紅海にめんするくにで、おんながうちにおしこめられるようになって、児童婚もすすんどるっていう。

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〔イエメン内戦 - わすれられた人道危機〕イスラム化で女性おきざりに

中日新聞(蜘手美鶴さん) - 2022年5月9日〕

  • 中東のイエメンで2015年から続く内戦は、国内の女性を取り巻く環境を大きく変えとる。無政府状態の中、厳格なイスラム思想が一部で広がり、女性の教育や就労は置き去りにされ、農村部では児童婚が横行する。戦闘で夫を亡くした労働経験のない女性たちは、一家を養うためにわずかな日銭を稼ぐ毎日。女性団体は「この戦争は女性に多くの重荷を課しとる」と訴える。
    あ)アデンのはまべ(蜘手美鶴さん) 620-430
  • 2022年2月下旬の週末。アデン湾のはまべは、全身黒い衣装の女性や家族連れでにぎわっとった。「昔は男女の差なんてなかった。『これ』も身に着ける人はおらんかったのに」。娘と遊びに来た小学校教諭ザハラ・ムハンマドアリさん(48)が懐かしそうに話した。「これ」とは目以外を隠す布「ニカブ」のことで、「本当は暑いから外したい」と笑う。
    お)むかしのきたイエメンとみなみイエメン(ヰキペディア) 1210-720
  • 1990年の南北イエメン統合まで、アデンは旧南イエメンの首都だった。旧ソ連と近く、当時は中東唯一の社会主義国家として知られた。宗教色は薄く、女性運動も盛んで、教育や労働も男女一緒だった。
    い)イエメンの地図(蜘手美鶴さん) 630-630
  • 南北統合后は社会のイスラム化が進み、アデンでも女性は髪を覆う布ヒジャブと全身を隠す衣装「アバーヤ」を身に着け、一人旅は禁じられとる。はまべで姉(30)と水たばこを吸っとった高校3年シャイマ・アルワハーシさん(18)も全身黒い衣装。「カラフルな服が着たいけど、『よくない女性』と思われるからできん」と打ち明ける。 
  • 内戦の混乱の中、国内では厳格なイスラム主義者やモスク(イスラム礼拝所)の発言力が増してきた。「女性には家庭以外での労働は不要」という原理主義的考えから、農村部などでは女性の労働や教育に否定的な風潮が広がる。内戦で仕事自体が減り、「女性が勉強しても仕事はない」と10代半ばでの児童婚も横行する。国連によると、2017年時点で女性の52%が18才未満で結婚しとるという。
  • 一方で、労働経験のない女性たちが内戦で夫や息子など稼ぎ頭を失い、働きに出ざるを得ん状況も生まれとる。外部で働くすべを知らず、できるのは路上で雑貨を売るなどの簡単な仕事。
    う)アデンのティッシュうり(蜘手美鶴さん) 640-560
  • アデン市内の避難民キャンプで母子で暮らすガリーバ・アブドハサムさん(15)は、ティッシュを売って1日およそ4,000イエメンリヤル(およそ470円)を得る。「医者になるのが夢」と話すが、「お金がなくて学校に行けん」と話す。
  • そうした女性の境遇を変えようと、アデンの人権団体「トゥー・ビー」は、女性に漁や魚の販売方法などを教え、自立の手助けをしとる。これまでに15人の女性漁師が誕生し、団体側が提供した船と網を使って、子どもと一緒に漁をして生計を立てとる。団体世話人のレイラ・シャビービさん(39)は「内戦によって女性の役割と負担が増えたが、知識と道具を得ることで働くことはできる」と話す。
  • 部族社会のイエメンでは男性優位の考え方が根強く、女性の権利を守る法律はほぼ整備されとらん。こうした社会的背景が、夫の家庭内暴力や児童婚を助長し、女性から離婚を切り出すこともできず、泣き寝入りするケースが多い。
    え)アデン大学ホウダ・アラヰさん(蜘手美鶴さん) 530-620
  • アデン大「女性研究訓練センター」はジェンダー教育に力を入れ、イエメン社会での女性の地位向上や男女平等の価値観促進などを目指す。学生たちは海外留学も経験し、これまでに男女およそ300人が卒業した。
  • ホウダ・アラヰ所長は「イエメンに根付く固定観念にとらわれず、学生たちには将来は政治家や教育者になってイエメン社会を変えていってほしい」と願った。

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