おてらのおくさんらでつくる合唱団があるだげな。ほいで、ことしで結成15周年をむかえるってことで、記念のうたをつくっただげな。ほれが田原惟信(たはらゆいしん)の功績をたたえる『流転のしま』っていううた。田原惟信は、わがふるいは願力寺(がんりきじ)にうまれそだって、沖縄の真教寺(しんきょうじ)3代住職になって、沖縄戦でいのちをうしなったひとたちの遺骨収集をして、ひめゆりの塔をたてて、沖縄仏教会の会長をつとめたひと。うたの作詞は真教寺5代住職の田原大興(たはらたいこう)さんで、作曲は清沢久恵さん。
合唱団のなまえはコールアーバー。うたのおひろめはらいねん2021年6月25日。ききにいきたいな。
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〔中日新聞(鎌田旭昇さん) - 2020年8月4日〕 真宗大谷派岡崎教区(岡崎市梅園町)の合唱団「コールアーバー」が2020年10月、設立15年を迎える。記念曲として、太平洋戦争末期の沖縄戦で命を落とした女子生徒を慰霊する「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市)を建立したことで知られる安城市古井町出身の田原惟信(たはらゆいしん)さん(1909〜2007年)の功績をたたえる歌を作った。団員らは来年2021年6月の披露会に向け、練習を続けとる。 田原さんは戦時中、真宗大谷派の真教寺(那覇市)の住職を務めとった。戦没者の遺骨収集に尽力し、いずれも糸満市にある慰霊塔「魂魄の塔(こんぱくのとう)」や「沖縄師範健児の塔」の建立にも携わったとされる。 合唱団には、三河地方にある寺の住職の妻や、信者ら40〜70代の女性25人が加入しとる。作詞は現在の真教寺住職を務める田原大興(たはらたいこう)さんに頼み、作曲は真宗大谷派で多くの曲を手掛ける作曲家の清沢久恵さん(41)=刈谷市一ツ木町=が担った。昨年2019年9月から取り組み始め、今年2020年4月に完成した。 曲の題名は「流転の島」。田原惟信さんの生涯と沖縄の歴史を重ね合わせた。長さはおよそ7分間。清沢さんは「詩が大事な曲。伝わりやすいように、言葉のイントネーション(抑揚)と音階を合わせた」と話す。
岡崎教務所では2020年8月3日、団員らおよそ20人が集まる練習があった。「透き通った声で歌って」、「母音をしっかり発音して」と、指揮者の女性からげきが飛んだ。フェースシールドやマスクを着けて練習した。 合唱団の野々村真知子団長は「三河出身の田原さんが流転の人生の歩んでいたことを、多くの人に知ってもらえるように歌いたい」と意気込んでいる。披露会は来年2021年6月25日の予定。 |
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(さんこう)
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- 真宗大谷派岡崎教区教務所の杉山寧(すぎやまやすし)師からコールアーバーのはなし。「田原惟信師は願力寺の二男。『流転のしま』の作詞は真教寺5代住職の田原大興(たはらたいこう)師。沖縄の歴史として、北海道からこんぶがきとった。こんぶロードがあって、交易でさかえた。島津氏の沖縄侵攻で20万人以上なくなる。大東亜戦争でアメリカが占領。田原惟信師はちちのようにえかきになりたかったとこを真宗専門学校にいって、暁烏敏(あけがらすはや)にすすめられて、沖縄の真教寺3代住職になった。那覇くうしゅうでてらがやけおちる。摩文仁(まぶに)で、牛島中将自決まで攻撃されつづける。ふんどし1枚のすがたでたすかる。遺骨収集につとめ、魂魄の塔やひめゆりの塔をたてる。いきのこったもんの責務としておこなったこと。教誨保護事業もおこない、沖縄仏教界の会長にもなる。20年以上本堂はなかった。ビルマ仏教大会に参加。99年の生涯をいきる」。
- このあと休憩。杉山寧師からさらにはなしをきく。「田原惟信師のいもうとが知立の万福寺にいった。作曲の清沢久恵さんは、西方寺と関係のある西光寺のひと」とのこと。