2020年5月19日放送の歴史秘話ヒストリアは「正倉院宝物」。
副題に「まもられた奇跡のかがやき」。
正倉院は、奈良東大寺大仏殿の北西北に位置する、校倉造(あぜくらづくり)の大規模な高床式倉庫。聖武天皇、光明皇后ゆかりのしなをはじめとする、天平時代を中心とした多数の美術工芸品を収蔵しとったたてもんで、1997年に国宝に指定され、翌1998年に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されとる。〔ヰキペディア〕
ばんぐみの司会はNHKアナウンサー渡辺佐和子さん。
うつくしいきものすがたで宝物を紹介してくれる。
鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)。
おおくの宝物がシルクロードをつたってきたっておもわれとったけど、じつは内匠寮(たくみりょう)でつくられたもんがおおかった。天皇の工房だ。
かがみ。
かがみよかがみ、かがみさん。このよでいちばんきれいなのはだれ? いや、もちろん渡辺佐和子さん。
宝物をまもったくらとはこ。
明治の修理。
宝物を未来へつなぐ。
現在まで1300年ちかくまもられたもんを、このさき1000年2000年まもりつたえる。
(さんこう)
- 歴史秘話ヒストリア「正倉院宝物 - まもられた奇跡のかがやき」|歴史秘話ヒストリア|関西ブログ(渡辺佐和子さん)|2020年05月14日(木)
- 日本の宝箱、正倉院宝物。細部まで端正に作りこまれた芸術品の数々を、ご堪能いただけましたでしょうか。現代でも追いつくことの難しい技術が、1000年以上も前に生まれとったという文化の奥深さや人々が培っとった表現の豊かさに触れ、私も心が熱くなりました。
- 今回の番組を制作した矢崎伸治ディレクターは、取材をした正倉院宝物の中でも、特に「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」が印象に残っとるといいます。教科書にも載っとる写真でお馴染みの琵琶。表だけでなく、裏面を埋め尽くすような花の螺鈿の輝きは、まるで模様が浮き上がってくるような立体感があったといいます。1300年間の積み重ねた年月なのか・・・。撮影した宝物には、それはそれは特別な存在感があったと話しておりました。
- 5枚に割れてしまった正倉院宝物「平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいはっかくきょう)」。時代を超えて修復のバトンが繋がれた物語に、とても心ひかれました。いつか技術的に修理が可能になる時代にと、代々宝物が託されていき、その思いを受け取った職人が、最先端の技術をもって修理に臨む。時代時代の人々の想いはいかばかりかと想像します。そして、正倉院宝物が、令和の時代まで受け継がれてきた奇跡。実物を見る機会が限られる中、今回8Kで収録した映像も、今の宝物の輝きを未来に託す、一つの形としてあり続けることを願います。
- 歴史秘話ヒストリア - Wikipedia
- 正倉院 - Wikipedia