ゴールデンヰークまんなかの2018年5月みっか、つまとふたり、はじめてトヨタ産業技術記念館にいってきた。
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栄生(さこう)まで
(1) 一宮いき急行 - 山王-名古屋間(東岡崎いきふつう)
古井9時25分のしんあんじょういきふつうでしんあんじょうまでいって、西尾線から名古屋本線にのりかえ。しんあんじょう9時42分の岐阜いき特急は特別車が満席で、しんあんじょう9時38分の一宮いき急行にのる。いきさきは栄生(さこう)。名古屋のまあひとつむこうだ。
(2) 一宮いき急行 - 名古屋-栄生間(豊橋いき快速特急)、(3) 栄生
10時15分、栄生にとうちゃく。電車をおりる。
トヨタ産業技術記念館 - 繊維機械館
(4)、(5)、(6)、(7) トヨタ産業技術記念館 - 繊維機械館
栄生のえきからトヨタ産業技術記念館まではすぐだった。まえにここでおりたこともあるだけど、えきからはかげになっとってこんなにちかいとはおもわんかった。ひとり500円の入場料をはらってなかにはいる。さいしょは繊維機械館。展示室につかってあるのはむかしの工場。むかしにもどったようなきぶんだ。さいしょのとこに手動のいとつむぎ機やかわの水流を利用するガラ紡なんかがならんどって、つづいて豊田佐吉(とよださきち)の発明した織機が第1号から順番にならんどる。人力織機からすぐに自動織機にかわって、自動織機になってからもおる速度のはやいもんにちょっとづつかわっていく。豊田佐吉がごじゅうなんさいかまで発明しつづけたってってのはおどろきだ。館内には説明してくれるひとがいっぱいおって、おねえさんがいとつむぎやはたおりの実演をしてくれるのもうれしい。
喫茶ゾウメシ
いったんそとにでてひるめし。このへんに喫茶ゾウメシがあることをしっとって、スマホで位置をしらべて、ひがしへ800メートルあるいてたどりつく。とちゅうみぎてにノリタケの森あり。ここはかえりにちょこっとだけのぞいてみたけど、またあらためていくことにする。喫茶ゾウメシはまんだ12時まえだっていうのに行列ができる人気で、15分ぐらいまってなかにはいる。たのんだのは肉みそのりたまプレート。いや~、みそのこうばしさがいいわ~。
トヨタ産業技術記念館 - トヨタグループ館
トヨタグループ館
このトヨタグループ館は、1925年に建設された豊田紡織本社事務所を、建設当時の状態に修復したものです。ここでは、豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)やトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の設立総会などが開催されております。なお、この地は1911年、豊田佐吉が、発明のあしばとして、独立自営の豊田自動織布工場を設立し、のちに豊田紡織本社となったばしょであり、トヨタグループの発祥の地でもあります。
(9)、(11) トヨタ産業技術記念館 - トヨタグループ館、(10) 説明がき
はらごしらえができたとこで、トヨタ産業技術記念館にもどる。なかにはいるまえにトヨタグループ館のたてもんをみる。いしづくりのこんなにりっぱなたてもんが豊田紡織の本社事務所だっただ。この名古屋にある豊田紡織から刈谷の豊田自動織機、豊田のトヨタ自動車へとつづく。
トヨタ産業技術記念館 - 特別展示室
再入場して、特別展示室にはいる。豊田喜一郎がクルマの試作をするために刈谷につくった工房を再現したたてもんだ。ここでエンジンのことなんかの説明をうける。
トヨタ産業技術記念館 - 自動車館
自動車館に移動。近代的なたてもんのなかに、トヨダAAがたから歴代のクルマがずらーってならんどる。やっぱり説明してくれるひとがいっぱいおって、クルマにとくべつな関心のないひとでもじゅうぶんにたのしめる。
蒸気機関
蒸気機関
人類はながいあいだ、かぜやみずなどの自然、人間および動物などのちからに依存してきました。蒸気機関を17世紀末にトーマス・セイバリが発明し、1712年にトーマス・ニューコメンが炭鉱のみずくみようとして実用化しました。ほのあと、ジェームス・ワットによって画期的に改良がくわえられるなど、産業技術にひやくてきな発展をうながし、産業革命の原動力となりました。
蒸気機関は、にほんの産業近代化においても重要なやくわりをはたしました。明治時代にいちはやく近代化を実現した繊維産業においても、1867年の鹿児島紡績所にはじまり、1883年の大阪紡績以降、ひろく全国的に導入されました。
展示機の概要
製造:スルザー・ブラザーズ社(スイス)、1898年製
形式:クロスコンパウンド(十字複式)
出力:500馬力(発電機出力:286kVA)
経歴:1898年に製造されて以来ドイツの繊維工場で、1902年、発電用に整備されて、シュツットガルト近郊の製材工場において稼働したあと、1976年から貴重な産業遺産として保存されてきました。2005年はる、当館設立の主旨と本格的産業技術史博物館として創成する原点の展示物としてとくべつにゆずりうけました。
(16) トヨタ産業技術記念館 - 蒸気機関、(17) 蒸気機関について、(18) 展示機の概要
(19) トヨタ産業技術記念館 - 蒸気機関
かえりぎわに蒸気機関の展示をみていく。この蒸気機関の発明が産業革命をおこしただ。これは1898年に製造されてドイツの繊維工場でつかわれとったもんか。なんかいいな~。
みたもん、きいたこと、すべてに満足してうちにもどる。
(さんこう)
- はじめてのぞうめしやさんは…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年5月3日12:17
- トヨタ産業技術記念館
- トヨタグループの共同事業として設立したトヨタ産業技術記念館は、豊田佐吉が1911年に織機の研究開発のために創設した試験工場の場所と建物を利用して建設しました。
- 建築史的に評価された赤レンガの建物を、グループ全体の歴史的遺産として保存しながら広く社会の皆様にご利用いただき、社会の健全な発展に役立つことを目的としております。
- トヨタ産業技術記念館は、1994年6月、名古屋市西区・栄生の地に開館しました。往時の様子をとどめる豊田自動織機製作所栄生工場(豊田紡織より移譲)を産業遺産として保存しながら、近代日本の発展を支えた基幹産業の一つである繊維機械と、現代を開拓し続ける自動車の技術の変遷を通して、日本の産業技術史について次代を担う人たちへ系統的に紹介するための施設です。
- 織機の発明に一生を捧げた豊田佐吉。その長男として自動車製造に取り組み、トヨタ自動車工業を創業した豊田喜一郎。トヨタ産業技術記念館は、豊田佐吉が『発明私記』にも記した飽くなき「研究と創造の精神」と、自動車の国産化に挑んだ喜一郎が情熱を注いだ「モノづくり」の大切さを、広く社会に伝えることを基本理念として活動しています。
- トヨタ産業技術記念館のロビーには、基本理念のシンボルとして環状織機が動態展示してあります。
- トヨタ産業技術記念館は、近代化産業遺産に認定されています。
- 公共交通機関