あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほど、いいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、感心したことなんかをかいていくよ

違和感とむかいあいつづける - 亀石倫子さん

美人弁護士として注目をあつめる亀石倫子(かめいしみちこ)さん、43才。2018年4月29日のちゅうにちに本人の心情をききだす記事がのっとった。

じぶん自身、集団になじめん性格らしい。ほいで、「世間からレッテルをはられてだあれもじぶんのいうことをきいてくれん」っていう被告人のたちばがふびんで、ほの被告人によりそうっていう姿勢で弁護士のしごともやっとるだ。

このひとはいう。「高校のときもきらいなことはぜんぜんやらんかった。じもとの小樽がきらいで東京の大学にいったけど、やっぱりなじめんかった。じぶんをうしなった状態で、北海道にもどって就職するも、不合理なことだらけでながつづきせず。結婚して大阪にうつってめにした司法試験パンフレットをみて、これだっておもう。ほっから7年べんきょうして、ついに弁護士に」って。ほいで、学生への助言として、違和感とむかいあいつづけろって。ほうせやあ最終的にまよいのない選択ができるって。

う~ん、まあ、違和感とむかいあいつづけろってのは、じぶんのきもちに正直であれってことかなっておもうけど、やっぱりちょっと周囲と調和できんひとなのかなってきもするな。

<あのころ>弁護士亀石倫子さん:高校生・大学生

中日新聞=宮崎厚志さん - 2018年4月29日朝刊)

  • 楽しくも苦しかった学生時代-
    著名人がまだ何者でもなかった「あの頃」を語るインタビューの第2回は、弁護士の亀石倫子さん(43)です。就職、退職、結婚后に法曹界を志した異色の経歴。出身地の北海道と東京のはざまで迷い、遠回りをした時間がありました。
    亀石倫子さん(ちゅうにち)(伊藤遼さんさつえい) 190-300
  • -弱い立場の人に寄り添うような刑事裁判を多く担当されています。原点は
    私は学生時代から集団になじめなくて、いつも多数派を離れたところから一人で観察しているような感じでした。愛想も悪くて、おもしろくないなら絶対笑わない。それですごく誤解されやすくて印象だけで悪く言われるのに、誤解を別に解こうともしない。で、刑事裁判の被告人というのは、世間からレッテルを貼られ、誰も自分の言い分に耳も傾けてくれない、みたいな立場。だからか、その人に寄り添う仕事がなんか性に合うんですよね。弁護士会内でも専門の委員会や会派、選挙もあるんですが、私はどこにも所属していなくて、いまだに群れるのは苦手です。
  • -高校時代は
    小学生のときにザ・ブルーハーツを聴いて衝撃を受けて、高校に入ったらギターを買いました。部活には入らず女の子5人集めてバンドを組んで。勉強も好きな科目は学年で一桁順位だけど、数学と理科は赤点。好きなことはめちゃくちゃやるけど、嫌いなことは全然やらない感じでした。
    当時の私は地元の小樽がすっごい嫌で。運河も汚かったし、北大に入って地元企業に就職するのが成功、みたいな価値観しかなくて。私服の高校だったのに、黒地に真っ赤なイチゴ柄のシャツを着ていたら職員室に呼び出されて怒られた。赤はダメだって。ちなみに大阪では刑事裁判の法廷でも血を連想させる赤い服はダメだっていう暗黙のルールがあるんですけど、それを無視して去年、最高裁大法廷に赤いスカートで行きました。
  • -それで進学は東京に
    とにかく、東京に行ければ大学はどこでも良かった東京女子大は住みたい街ナンバーワンの吉祥寺にあったから行っただけなんですよ。ところがすごいお嬢さま大学で、あいさつも「ごきげんよう」みたいな世界。まず大学になじめなくなって、授業も最低限。サークルにも入れず、友達は2、3人。一人で井の頭公園で本を読んでいたり、下北沢に芝居を見に行ったりとかしていました。
  • -就職は北海道に戻った
    東京には私より派手な子も頭のいい子も金持ちもいっぱいいる。「あたしって普通、超普通」って思って自分を見失って、何をやりたいのかもわからなくなっちゃった。文章を書くのが好きで新聞記者になりたかったのに、面接で厳しい質問を浴びて何も答えられなくて。それで東京はしんどいからとりあえず北海道で就職してみようと、内定をもらっていた大手携帯電話会社に入りました。あの頃は自分がどういう人間になりたいのか、全然詰め切れてなかったんです。
    だからそこからがさらにしんどかった。総合職なのに女性だけ制服があったり、労働組合加入が前提になっていたり、始業前にラジオ体操があったり、不合理なことに従わなきゃいけない。入社3日目で「無理だ」と。それでも3年はがんばってみたんですが、その間悩みに悩みました。ここじゃない、なら次はどこなのか。どこに行けば何ができるのか。答えが出なくて苦しくて。だけど悩んでいたからこそ、結婚して大阪に移って、書店で司法試験のパンフレットを目にしたときに「これだ!!」って直感できたんだと思います。
  • -進路に悩む学生に助言を
    みんなと一緒に和を乱さないように行動してるんだけど、ひそかに自分の中にある違和感。そこから目を背けないことだと思います。悩んで悩んだあげくに、私はやり直した。司法試験か就職かで悩んでいる学生に相談されることがありますが、就職を勧めます。もし社会に出てからもやっぱり弁護士になりたいと思ったら、その気持ちのほうが、迷っているときよりも強くて本物。違和感と向き合っていれば、少し遠回りになったとしても最終的にたどりつくところは迷いのない選択です。私はだいぶ遠回りしちゃいましたが。
  • 亀石倫子(かめいしみちこ)さんのよこがお
    1974年、北海道小樽市生まれ。「法律事務所エクラうめだ」代表弁護士。小樽潮陵高校から東京女子大文理学部英米文学科(当時)に進学。1997年に卒業して札幌で就職するも、3年半で退職。同時に結婚して大阪に転居。たまたま目にしたパンフレットで弁護士を志し、法科大学院に通うなど7年間の猛勉強の末に司法試験に合格。2009年に大阪弁護士会に登録し、刑事事件を多く手掛ける。2013年に老舗ダンスクラブの風営法違反が問われた裁判では、法廷でイギリスのロックバンド、オアシスの曲を流すなど独創的な手法で無罪を勝ち取り、その后の風営法改正にもつながった。2017年3月に、大阪府警による令状なしでのGPS端末を使った捜査は違法とする最高裁判決を主任弁護人として導き大きな話題に。現在、タトゥーの彫り師には医師免許が必要として摘発されている裁判の弁護を担当しており、今月2018年4月20日控訴審費用をクラウドファンディングで集める試みにも成功した。好きなザ・ブルーハーツの曲は「青空」。
    亀石倫子さん(ちゅうにち)(伊藤遼さんさつえい) 800-1020
    △ 亀石倫子さん(ちゅうにち)(伊藤遼さんさつえい)

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(さんこう)