あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

こえかけありがとう♪ - 2014年度交通安全ファミリー作文コンクール最優秀作

内閣府が交通安全ファミリー作文コンクールってをやっとって、ほの優秀作品が発表された。小学生の部、中学生の部、一般の部でそれぞれ最優秀作があるなかで、小学生の部の最優秀作がこれだ。

2014交通安全ファミリー作文コンクール最優秀作『声かけありがとう』

「声かけありがとう」

ぼくは毎日、お父さんとお母さんから交通安全について、いろいろなことを言われます。「車に気をつけるんよ。」「信号が青になってもすぐにわたらんと左右かくにんしてわたるんよ。」「横だん歩道をちゃんとわたるんよ。」など、まだまだたくさんあります。

四年生になって、学校区の中なら一人で自転車に乗ることができるようになってから、お父さんとお母さんの心配はますますふえたようです。もっとたくさん注意されるようになりました。

「スピード出したらあかんよ。」「ヘルメットは絶対にかぶらなあかんよ。」「友達ときょう争したらあかんよ。」「周りをよく見て運転せなあかんよ。」「なれた道でも何があるか分からんけん、油だんしたらあかんよ。」

あかんよ、あかんよばっかりで、ぼくはいやになります。「分かっとるのに、うるさいな。」と思う時があります。

ある日ぼくは、「毎日同じことを言わんでも分かっとる。」とお母さんに言いました。するとお母さんは、「お母さんもな、おじいちゃんに交通安全について、毎日のように注意されよったんよ。毎日言われよったら心の中にその言葉が深くきざまれて、ずっとのこっとって、気をつけることが身についていったんよ。今でも時どき、その言葉が出てくるんよ。ほなけん、お母さんはいやがられても毎日声をかけるけんな。」と言いました。

そうだ、ぼくは自転車に乗ってスピードを出したいと思っても、お母さんやお父さんの言葉を思い出し、あっ、いかんいかんと心の中で思っています。道を歩いていても、毎日言われていることを思い出し注意しています。おかげでぼくは、きけんな目にあったことはありません。

お父さんお母さんが心配して毎日かけてくれる言葉がぼくの心にもきざまれていて、きけんな目にあわないようにたすけてるのかなと、少しうれしくなりました。

ぼくのことを心配して毎日声をかけてくれるお父さんやお母さんの言葉を感しゃの気持ちで聞こうと思います。そして、心配してくれる人を心配させないように交通ルールを守っていきたいです。

徳島県北島町立北島南小学校
四年 大島拓真

◇            ◇

「おかあさんがくちうるさくいうのも、じぶんのことをおもってくれてのこと」ってわかるこのこはえらいわ。


(さんこう)