あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほど、いいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、感心したことなんかをかいていくよ

桐生典子さんっていう作家

鉄道の雑誌で桐生典子(きりゅうのりこ)さんっていうひとをみかけた。

桐生典子さん
1956年12月ふつか、新潟県うまれ。青山学院大学フランス文学科卒業。1996年に「わたしのからだ」でデビュー。新潮社からだした「眠る骨」がテレビドラマ化。おもな作品に幻冬舎の「抱擁」、光文社の「金色の雨がふる」などがある。たびにでるときはもっぱら鉄道っていう、女流「のりてつ」作家。
20140119 16:54 桐生典子さん
20140119 16:55 桐生典子さん
△ 桐生典子さん (うえ) (した)

「眠る骨」(新潮社 2004/06 発行)(桐生典子@ヨメヨメレビュー)

  • けっきょくいくことのなかった中学の同窓会をきっかけにしてはつこいのあいて大沢に再会することとなった早紀。25年の空白をうめるかのようにいくたびのおうせをかさね、ふたりのおもいでのばしょがあるもりへむかいます。ほのおもいでのばしょでまっとったのは大沢の突然の死です。このままもりのなかでくちてつちにかえりたいっていうおおさわのねがいをうけいれた早紀におとずれる悪夢をえがいたサスペンスです。
  • ひとりの人間をめぐってかねや愛で複雑にからみあっていく人間もようをグロテスクにえがいたサスペンスはたくさんあり、この作品もほれにふくまれるものです。こんかい中心となっとる大沢は死体であり、ほれをしっとるのは早紀とみちるだけっていう設定です。
  • ふたりしか死をしらんためにストーリー全体にうずまくグロテスクさはより増幅されたような印象をうけます。ほのなかでいちばんのえいきょうをうけるのが早紀の結婚生活です。死体がくちていくのと同時にこわれていくようすや、おっと誠の精神状態はぶきみなものにうつります。ひさびさにおもしろいサスペンスをよんだなとはおもったのですけど、ちょっとものたりんとこをかんじました。ある人物にはラストまで異常性をもったキャラクターを演じてほしかったですけど、さいごにはふつうのひとになってしまったのがほの理由です。でも、わたしのおもわくどおりにすすんどったらちがうストーリーにころがってしまいそうですのでがまんするところなだらあな。

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おんなのひとの肉体と精神を追求したっていう小説作品も、のりてつとしてかいた記事も、なんかきになるわ。


(さんこう)