あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

用例 採集 カード

ある 出版社の 15年に わたる 国語 辞書 づくりを ものがたりに したのが、いま 公開中の 『舟を編む (ふねを あむ)』って いう 映画だ。 

主演級の 松田竜平さんや オダギリジョーさん、宮崎あおいさん、池脇千鶴さんが 安定した 演技を みせる。配置 転換で とちゅうから 辞書 編集部に きた ひと 役の 黒木華 (くろき はる)さんも、いやいや モードから やるき モードへの きりかえを みごとに 演じる。えんのしたの ちからもちと して はたらく 契約 社員 役の 伊佐山ひろ子さんも、おさえた 演技が ひかる。

宮崎あおいさん 宮崎あおいさん

主人公の おくさんに なる ひとの 役
池脇千鶴さん 池脇千鶴さん

主人公の 先輩の おくさんに なる ひとの 役
黒木華 (くろき はる)さん 黒木華 (くろき はる)さん

配置 転換で とちゅうから 辞書 編集部に きた ひとの 役
伊佐山ひろ子さん 伊佐山ひろ子さん

主人公と おんなじ 辞書 編集部で えんのしたの ちからもちと して はたらく 契約 社員の 役

辞書 づくりの 苦心も じゅうぶん つたわって くる。主人公の 松田竜平さんらは いつも 用例 採集 カードを もっとって、会話を きく ごとに、文字を みる ごとに 単語の 用例を メモして いく。で、この カードの 集大成が 辞書と して 結実するって わけだ。

でも、アクセント 表記を いれとる とことか、文法や 用法の 説明に 苦心しとる とことかは 映画の なかに なかった。この 辞書が にほんごを 世界中に いっぱい ある ひとつの 言語と して とらえとるのか、にほんごを いちから まなぶ ひとの ための ものと なっとるのか、心配が のこる。 


(さんこう)