きょう 2011年 11月 26日、いなば ひさみさん 朗読の 『花のき村の盗人たち (はなのきむらの ぬすびとたち)』を きいて きた。
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- 朗読の メモ
- 5人の 盗賊団 あり。かしら 以外の 4人の てしたは みんな しろうとの どろぼう。てしたの なは、かまえもん、えびのじょう、かんなたろう、かくべい。
- はなのきむらに はいった ところで、かしらが ある こどもから こうしを あずかる。てしたに ひとしごと しましたねと ほめられるも、これ だけは ちがうと いい、こうしを かえすべく さっきの こどもを さがす。
- こどもは わらじを はいた ななつ ぐらいの こ。つきよに 5人の おとなの ぬすびとが こどもを さがして いく。
- ご老人 おり、この あたりで みかけんが どちらから? まさか ぬすびとでは あるまいのう?と あやしまれるも、ひがしへ いく 一行で あり、いまは こうしを かえしに いく ところで ある ことを 説明する。
- すると ご老人は、ぬすびとが ものを かえす わけは ないでのう。へんな ことを もうして すまんかった。ひとを みれば すり、かたりと おもう くせが ついとるけど、わるく おもわんで くれ。と かしらたちに あやまる。
- この あと えんがわで かしらたちと いっしょに、10年来の ともだちの ように 愉快に さけを のむ。
- かしらは なみだを ながし、じつは じぶんは ぬすびとで これらは てしたですと 白状する。
- つぎの ひ、べつべつの 方向に いく 4人の てしたに、ぬすびとには けっして なるな!って いう。こうして 5人の ぬすびとは 改心。
- ところで あの こどもは だれだった? むらびとが さがしても わからんくて、土橋の たもとの 地蔵さんが こどもだったって いう ことに なった。わらじを はいとったのが 証拠。
要約すると、「ひょんな ことから あずかった こうしを かえさあと する 過程で ひとの 良心とか 善意って いう ものに ふれ、ついには あしを あらう 決心を した ぬすびとの ものがたり」なだけど、いなばさんの 朗読が とっても じょうずで、会場の みなさんと いっしょに しっかり ききいった。
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この 朗読会は 愛知県 主催、安城中央商店街連盟と 安城市 共催の イベントだっただけど、いなばさんの 朗読の ほか、安城中央商店街連盟 会長と 安城 市長の あいさつ あり、この イベントに あわせて 完成させた 南吉 壁画を かいた ひとたちの はなしや 「新美南吉に親しむ会」の 会長さんの はなしを きく コーナー あり、また、おもわず 会場に おった 南吉の おしえごさんの 登場も あったり、さらに ほれらを コーディネートする たかい はじめ、いなば ひさみ 両 アナウンサー コンビの てぎわの よさも あり、ほんとに すてきな 1時間を すごす ことが できた。
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- 南吉 壁画を かいた ひとたちの はなし
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- 代表の やまぐちさん
「『ごんぎつね』や 『てぶくろ かいに』は 南吉が 生地、半田 時代に かいた ものだけど、『おじいさんの ランプ』や 『花のき村の盗人たち』は 安城 時代に かいた もので、あんまり しられとらんって いう ことも あり、わりと 自由に かけた」
「安城と 南吉を つなぐ ものを えに こめて あるで、よく みて ほしい」
(やまぐちさんは うえの みぎ 2枚の 写真で、たかい、いなば 両 アナウンサーに はさまれて インタビューを うけとる おとこの ひと)
- 「新美南吉に親しむ会」の 会長さんの はなし
![]() 会長さん (みぎはし) |
![]() おしえごさんと 会長さん |
- 「新美南吉に親しむ会」 会長 沢田喜久子さん
「会は 1977年に 発足。南吉さんは ぼうだいな 日記や メモを のこして おり、また おしえごさんたちの こえも ある。作品、日記や メモ、おしえごさんたちの 証言を つうじて、南吉さんは とても 人間的な ひとだったと おもう」
「転校して いく 生徒には いつも はなたばを あげとった」
「吉野屋さんの 牛鍋 (ぎゅうなべ)の 壁画が あるけど、これは 日記の なかに でて くる もの。日記は 大日本図書の だした もので みる ことが できる」
「『ごんぎつね』の なかで 『ほんとうに 人間は いい ものかしら?』って いう ことばが あるけど、南吉さんは ほろびゆく もの、よわい たちばの ものに こころを くばった ひとだと おもう。」
「『でんでんむしの 碑』は 南吉さんが なくなった 4、5年 後に おしえごや 同僚が 安城高等女学校の 校庭に たてた もの。」
- 南吉の おしえごさんの 登場
たかい アナウンサーが 会場に おった 南吉の おしえごさんを 発見し、ステージに あがって もらった ところで 「でんでんむしの 句」を 披露。
- 南吉の おしえごさん
「南吉さんは ダンディーだった」
「南吉さんは ゆっくり うごく ものが すきだった」
でんでんむしの はなしが もりあがった ところで、いなばさん 2回めの 朗読。
- 『でんでんむしの かなしみ』 (いなば ひさみさん 朗読)
一匹の でんでんむし
かなしみが いっぱい つまっとる
わたしは なんと いう ふしあわせ
せなかの からに かなしみが いっぱい
あなた ばかりでは ない
わたしの せなかにも いっぱい
あなた ばかりじゃ ない
わたしの せなかにも かなしみが いっぱい
どの ともだちも おなじ ことを いう
とうとう きが つく
かなしみは だれでも もっとる
わたし ばかりでは ない
わたしは わたしの かなしみを こらえて いかにゃ いかん
まあ なげくのを やめた
- たかい はじめ、いなば ひさみ 両 アナウンサー コンビの てぎわの よさ
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- イベントの 最後に たかい はじめさんの いった ことば
「そとへ 発信するのも いいけど、じぶんたちが たのしむのが いちばん。まずは じぶんたちが もりあがる。そとから 『なに やっとる?』って よって くる。南吉に ついても おんなじで、まずは じぶんたちが 南吉を たのしむのが いい」
朗読会を おおいに たのしみ、いなば ひさみさんの サインも もらって うちに かえった(^_^)
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(さんこう)
- 南吉を たのしむ♪ いなば ひさみさんの 『花のき村の盗人たち』|あきひこの 日記|あんみつ|2011年11月26日21:57
- 晴天の下の朗読イベント|Hisami's Bar|あめーば|2011-11-26 14:02:45
- 南吉 壁画 あらわれる! 〜安城 えきまえ〜 - あきひこの いいたいほうだい|2011-11-19
- 新美南吉が 安城に やって くる!|あきひこの 日記|あんみつ|2011年11月16日21:13
- 新美南吉が 安城に やって くる! - あきひこの いいたいほうだい|2011-11-16
- 花のき村と盗人たち|書誌情報|近代デジタルライブラリー
- 花のき村と盜人たち
- 花のき村と盗人たち - Wikipedia
- 新美南吉 - Wikipedia
- 1913年 半田 うまれ
- 1938年から 1943年まで 安城 ぐらし
- 1943年 なくなる
(本文中に 掲載した 以外の 朗読中の いなば ひさみさんの 写真)
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(ついか)