あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほど、いいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、感心したことなんかをかいていくよ

はなす ひと 800人でも ほろびず 〜コロ語〜

インド 東北部 アルナーチャル プラデーシュ州の 山岳 地帯で、たった 800人しか はなしとる ひとが おらんって いう ことば、コロ語が 「発見」されただげな。







アルナーチャル プラデーシュ州の 位置図
アルナーチャル プラデーシュ州の 位置図

インドって いっても、地図 みると わかるけど、アッサム 地方の おく、チベットとの さかいだ。ことばの 系統も チベット・ビルマ語族に 属すそうだし、はなす ひとたちの かお みても にほんじんと おんなじ モンゴロイドなので したしみが わく。







コロ語を はなす ひとたち
インドの コロ語を はなす ひとたち

さいしょ、「あ、まわりと 隔絶された どっかの たにあいで ひっそりと くらしとった ひとたちが おっただな」と おもった。そして、「これで 発見されちゃったら、まわりの 優勢な ことばに のみこまれちゃって、じきに 消滅しちゃっても しょうがないだらな」とも。


ところが この コロ語を はなす ひとたち、じつは アカ語って いう ことばを はなす ひとたちに まじって くらしとる。アカ語を はなす ひとたちも 少数 民族では あるけど、コロ語の 800人に くらべたら 圧倒的に かずが おおいので、コロ語が ほろびちゃっとっても おかしく ない。コロ語と アカ語とは にほんごと 英語 ぐらいの ちがいも あると いう。



























コロ語の 「発見」に ついて

【「発見」された ばしょ】

インド 東北部 アルナーチャル プラデーシュ州の 山岳 地帯

【「発見」した ひとたち】

ナショナル ジオグラフィック 協会 (月刊誌 発行などで しられる 科学、教育 関係の アメリカの 非営利団体)の 絶滅 言語 救済 プロジェクト

【「発見」された 言語】

わずか 800人の 少数 民族が はなす コロ語

【「発見」の 状況】

コロ語の 存在が あきらかに なったのは 2008年。調査 チームが アルナーチャル プラデーシュ州の ある 少数 民族の あいだで はなされとる アカ語と ミジ語を 調査しとった とき、音が まったく ことなる べつの 言語が はなされとるのに きづいた。

【コロ語とは】

ひがし アジアから みなみ アジアに かけて チベット・ビルマ語族に 属する 約 400の 言語が あり、インドでも 150の 言語が つかわれて おり、コロ語も その 一種と みられとるけど、これまで この 語族の どの 言語にも 分類されとらん。アルナーチャル プラデーシュ州は 中国との 国境 紛争 地帯で、外国人の たちいりを きびしく 制限しとる ため、言語学 調査が これまで てつかずだった。

【コロ語と アカ語】

コロ語を つかう ひとたちが どの ように して アカ語を つかう ひとたちと いっしょに 生活する ように なったのかは わからんけど、ふたつの 言語には 発音や 文法に おおきな ちがいが ある。

たとえば 「やま」は、アカ語で 「フー」、コロ語で 「ニョ」。「ぶた」を 意味する アカ語は 「ボ」で あるのに たいし、コロ語では 「レレ」と いう。ふたつの 言語に 共通する 語いは、全体の およそ 9パーセントに すぎん。スワースモア大学の 言語 学者 デイビッド ハリソン氏は 「コロ語と アカ語の 発音には にほんごと 英語ほどの ちがいが ある」と 指摘。

【コロ語の 状況】

消滅の 危機に ある 少数 言語の 調査を おこなっとる グレゴリー アンダーソン氏に よると、コロ語を はなす ひとの 大半は 20才 以上で 人数が かぎられとる うえ、文字を もたん ため、いずれは 消滅する 可能性も あると いう。

【少数派の コロ語が 多数派の アカ語と 共存しとる ことの ふしぎ】

デイビッド ハリソン氏に よると、コロ語と アカ語の どちらの 話者も、共通 言語を もたんにも かかわらず、たがいの ことばに ちがいが あるとは かんがえとらんと いう。グレゴリー アンダーソン氏は、民族的な 差異を 認識せん ほど 同化した ふたつの 種族の なかに、べつべつの 言語が 共存しとる ことは 非常に めずらしいと はなす。

複数の 言語が 併存する こうした 環境では 通常、少数派 言語は 多数派 言語に 駆逐され、やがては 消滅して しまう ものだ。消滅を まぬがれるには、話者が じぶんたちの アイデンティティーを 主張する 必要が ある。

しかし、国境 紛争の かげに おびえながら くらす むらでは、少数派、多数派の 区別も なく、コロ語と アカ語も 方言の わずかな ちがい ぐらいと しか とらえとらん。デイビッド ハリソン氏は こう かたる。「現地の ひとたちは 言語上の 差異に あまり 関心が ない ようだ。しかし、コロ語と アカ語は 根本的に ことなる 言語だ」

こんかいの 発見に ついて ちかく 「Indian Linguistics」誌に 発表 予定の グレゴリー アンダーソン氏は、「言語学上 なによりも 重要な ことは、コロ語の 起源を つきとめる ことだ」と はなしとる。「コロ語を はなす グループが アカ語を はなす グループに 同化した 時期や その 経緯に ついて、首尾の ととのった 論文を 学界に 提出する ことが われわれの 急務だ。チベット・ビルマ語族の ほかの 言語の 専門家も まじえて 議論が 活発化する ことを 期待したい」


ちかく コロ語に ついての 論文が 発表されると いうけど、なんで ほろびちゃわんかったかって とこを、どう やって 説明して くれるのか たのしみだ。




(ねたもと)

(さんこう)