あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

そのごの おくりびと

こないだの どようび、御園座で 「おくりびと」を みて きた。映画で 大好評を 博した 「おくりびと」だけど、舞台版は 「そのごの おくりびと」と いう 内容だった。







そのごの おくりびと中村勘太郎さんと 田中麗奈さん
そのごの おくりびと = 中村勘太郎さんと 田中麗奈さん

映画では、ながらく 音信 不通だった ちちおやの 死を しり、主人公が その 遺体を ていねいに 納棺すると いう 感動的な シーンで おわるのだけど、舞台版では、ひとりむすこが 小学校 入学 直前にまで 成長し、主人公も 納棺師と して しあわせな 生活を おくっとると いう ばめんから はじまる。


納棺の ばめんや 事務所の シーン、家庭 生活の ようすなど、映画なら カメラを もって いきさえ すれば 撮影できる ものが、舞台と いう 固定的な セッティングで どんな ふうに 表現できる ものかと 心配したけど、舞台の 中央が ベルト コンベヤー みたいに なっとるようで、ばめんが かわる ときは、あらかじめ 準備された あたらしい セットが この ベルト コンベヤーに のって すぐに あらわれるので、それは 無用の 心配だった。また、固定では あるけど、二階 舞台も あり、ここも 効果的に つかわれとった。


劇の 内容は これから みる ひとも あるので いえんけど、後半は けっこう 劇的に ストーリーが 転換する。いまの じぶんに こんな ことが あったら うけいれる ことは できんと おもうけど、こう いう とらえかた、納得の しかたも それは それで ありなのかなとも おもった。


主人公の 中村勘太郎さんは 写真で みるよりも けっこう かっこよく、おくさん役の 田中麗奈さんは テレビで みる とおりの ほそさだった。やっぱり おんなの ひとは ほそみが いい。


12時から 2時 40分まで、途中 20分の 休憩を はさんだ 舞台は、なかなか 刺激的だった。かぶりつきに ちかい 席は、かうと けっこうな ねだんが するだけど、こんな ぜいたくが できたのも サルビア スタンプの おかげだ。




(さんこう)