朝鮮総督府（アハ 211） - あきひこのいいたいほうだい

朝鮮総督府は 1910 年の日韓併合後、日本が朝鮮を統治するためにソウル（当時＝京城）に設置したものである。今日によくしられておるのは、1926 年に完成した重厚壮麗な庁舎である。

朝鮮総督府スケッチ

このたてものは、1948 年大韓民国樹立以降、最初は政府庁舎（チョンブチョンサ）として、つぎに国立中央博物館（クンニプチュンアンパンムルグァン）として利用されてきたが、ついに 1995 年解体されてしまった。

総督府庁舎は朝鮮王朝時代の王宮である景福宮（キョンボックン）をおおいかくすかたちで建設されたため、建築物としての文化的、歴史的価値のおおきさにかかわらず、韓国のひとたちのプライドはその存続をゆるさんかったようだ。

1995 年 8 月、一家でソウルにいき、たまたま解体直前の朝鮮総督府庁舎をみた。こんなすばらしいたてものが解体されてしまうなんて、なんてかなしいことなんだとおもった。

朝鮮総督府

このあいだの南大門（ナムデームン）焼失事件により、以上のことをおもいだした。