薬害肝炎問題に 関し、「製剤の投与時期による線引き」案から 一転して 「薬害肝炎全員一律救済」へと すすんだ ことに ついて、天皇陛下の ご発言が 影響したであろう ことは、ともだちの 日記で しったんだけど、福田総理が 議員立法を うちだすに いたるには、前内閣官房長官 与謝野馨議員の はたらきが おおきかった ようです。
福田総理に おもわぬ 援軍
2007年9月25日の発足以来40〜50%の安定した支持率を得てきた福田康夫内閣だが、2007年12月中旬に支持率急落に見舞われた。きっかけは安倍政権と同じく年金問題だった。
7月の参院選で自民党は誰のものか分からない年金記録約5,000万件を「来年3月までに統合する」と公約したが、945万件が統合困難と判明。これに福田が「公約違反というほど大げさなものなのか」(12月12日)と発言したことで国民の不信を増幅させた。
加えて薬害肝炎訴訟の和解協議で、原告団は20日、政府が示した和解案を「被害者が線引きされる」と拒否。泣き崩れる原告の主婦らの姿が大々的に報じられた。
窮地に陥った福田に救いの手を差し伸べたのは、意外な人物だった。安倍政権末期で官房長官を務め、町村派に「クーデター説」を流された与謝野馨だった。
与謝野は21日午后、首相執務室を訪れ、疲労の色がにじむ福田を厳しい言葉を浴びせかけた。
- 与謝野
- 「世論は福田政権に非常に厳しいですよ」
- 福田
- 「うん、あの和解案では一律救済にはならないことはわかっていたが、司法を前に行政では限界がある。どうしたら一律救済に応えられるのか…」
- 与謝野
- 「議員立法でやるしかないですね」
- 福田
- 「それで本当に大丈夫なのか?」
首相の表情がパッと明るくなった。与謝野は、司法、行政の壁を超えた「政治決断」として議員立法で薬害肝炎被害者を救済する手だてを一気にまくし立てた。
与謝野はオウム真理教の活動規制を目的とした団体規制法制定などを通じて、法務省と太いパイプも持つ。今回の進言も法務事務次官の小津博司らと長い協議の末に編み出した方策だった。
首相はすぐに自民党政調会長、谷垣禎一に議員立法策定を指示したが、谷垣の返事は要領を得ない。与謝野は首相官邸から直接自民党本部に乗り込んだ。
- 与謝野
- 「首相の意向に自民党が応えられないでどうするんだ!」
与謝野の一喝に谷垣はようやく動き出した。福田、与謝野、谷垣はともに麻布高校出身。「親身に相談できる政治家がいない」といわれる福田だが、思わぬ援軍に救われた形となった。
【政局検証】 首相に思わぬ援軍が登場 「激動2007 永田町メルトダウン(下)」 (1/3ページ) - MSN産経ニュース|2007.12.27 20:43
ひごろ あんまり 政治に 関心の なかった おれだけど、ともだちの 日記を きっかけに ちょっと 興味を もちました。
この 記事も、政治って けっこう ドラマなんだって 感心させられました。