あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほど、いいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、感心したことなんかをかいていくよ

えほんをみてきた

歌川国芳『逢見八契』 1010-680

こどものよむえほんじゃない。おとなのよむえほんだ。艶本ってかいてえほんってよむだけど、春画(しゅんが)のことだ。

2019.6.30 春画研究者石上阿希さん 765-905
春画の正当な評価をうったえる研究者=石上阿希(いしがみあき)さん(39才)
性愛の表現にとどまらず、ときに妖怪やこびとも登場するとっぴょうしのなさが鮮烈な印象を鑑賞者にあたえる。「こんなにおもしろい表現ができる江戸の文化ってなに」。にほん文学をまなんどった大学で春画にであい、独特な世界観に魅了された。
2013年から2014年に大英博物館で開催された春画展で、大英博物館学芸員として作品の選定にたずさわった。にほんでの巡回展も企画したけど、会場がきまらんなどの問題で開催できんかった。「まとまりかけとったことがえらいひとのひとこえでくつがえされる」。ながいものにまかれがちなにほんの風潮になやまされた。
メディアをつうじて魅力を発信しつづけた成果もあって、近年は春画の展示をうけいれる美術館もふえた。理想は一般のうきよえ(浮世絵)といっしょに春画が展示されること。「どちらも有名絵師がえがいたりっぱな江戸の文化。わけるのはおかしい」。
2015年、京都市の国際にほん文化研究センターの特認教授について、江戸時代の生活用品などを紹介するえいりの百科事典「訓蒙図彙(きんもうずい)」のデータベース化にもちからをそそぐ。「むかしのもののよびなをしらべるさい、えがあるとかんたん。わたしも活字だけの本よりもえいりがすきだで」。静岡県藤枝市出身。
(深瀬古峻一さん)

ちゅうにちの「このひと」っていうランにこの春画を研究する石上阿希(いしがみあき)さんっていうひとのことがのっとって、どんなもんかってことで図書館にほのえほんをみにいった。

2019.7.4 へんてこな春画 (1) 表紙(石上阿希さん) 1290-800

みたのは石上阿希さんの「へんてこな春画」っていう本。

2019.7.4 へんてこな春画 (2) 葛飾北斎『喜能会之故真通』 1490-930
とちゅうで竜にみつかってしまい、とっさにじぶんのちちのしたをきりひらいて宝珠をかくします。鎌足はあまの犠牲によって宝珠をとりかえすことができました。
海底での竜王とあまとのやりとりのイメージが、海中にひそむおおだことあまへと発展していったのです。
葛飾北斎『喜能会之故真通(きのえのこまつ)』1814年

2019.7.4 へんてこな春画 (3) 歌川国芳『逢見八契』 1580-820
広重の「近江八景」とかさねながらもういちど国芳のえをながめてみましょう。お堂がつきだした盆山は、みずうみにうかぶ浮御堂(うきみどう)とかりの情景の「堅田落雁(かたたのらくがん)」、盆石のうえのちいさな塔は「石山秋月(いしやまのしゅうげつ)」の石山寺でしょう。女性のみずうみをわたっていくのは矢橋のふなつきばにかえっていくほかけぶね「矢橋帰帆(やばせのきはん)」のみたてとなっております。広重のえにはありませんけどまつのはえたりっぱなたてもんは「粟津晴嵐(あわづのせいらん)」です。
歌川国芳『逢見八契(おうみはっけい)』1833年

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えほんの作者は葛飾北斎(かつしかほくさい)や歌川広重(うたがわひろしげ)っていう有名な浮世絵師(うきよえし)。えほん専門の作家がおったわけじゃないみたいだ。一流の浮世絵師が同時にえほんもかいとったっていうことらしい。ほいで、えほんも、ただおとことおんなのまぐわいをえがくじゃなくて、有名な浮世絵とかを題材にとって、ほれにまぐわいの要素をいれたりおとこやおんなの性器をかきこんだりして、えほんにしとるだ。題名も、「近江八景」から「逢見八契」にするとか、もとの作品をもじったもんにしとる。江戸時代はこういうかたちで性愛を表現しとっただ。ただ、いまのエロ動画とかとはちがって、えほんはこれを「おかず」にして「ぬける」っていうようなもんじゃないけどね。


(さんこう)