あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

電通事件におもう

2017年9月22日、電通の新入社員が過労から自殺においこまれた事件のはつ公判があって、もと社員のひとも徹底改革をうったえとる。ほんなかで「上層部の責任はおおきい」っていっとるだけど、おれもほのとおりだっておもうよ。会社のふんいきって、うえのひとの姿勢によるもんね。ただ、この社員を残業、残業っておいこむ会社のふんいきって、ひとり電通にかぎったことじゃないじゃないかなっておもうだけどね。ひろく業界がかわっていけるといいっておもう。

電通、徹底改革を - 違法残業防止へもと社員がうったえ

東京新聞 - 2017.9.22)

  • 新入社員高橋まつりさん=当時(24)=の自殺に端を発した電通の違法残業事件。2017年9月22日の初公判で、遺族が見守る中、電通の社長は「心からおわびする」と謝罪を口にし、再発防止を誓った。元電通社員は徹底した改革を進め、社会から違法残業をなくすきっかけにすべきだと語る。
    電通(netgeek.biz) (電通 - netgeek.biz)
  • 「社員守るため仕事断る必要も」
    「社員の命を守れず、とうとう裁判に…。ここまで変われなかった電通の責任は大きい」。電通の元社員前田将多さん(41)=奈良市=は初公判を前に、古巣への思いを語った。
  • 前田将多さんは2001年入社。関西支社でコピーライターとして働き、2015年6月に退職した。現在はコラムニストとして活躍。著書広告業界という無法地帯へ」で、電通の仕事の実態を描いた。
  • 電通時代、業務量は膨大で、毎日深夜まで働くことが当たり前だった。「私生活と仕事の区別は曖昧で、人生全てを懸けないとできない仕事と感じていた」
  • 「取り組んだら放すな、殺されても放すな」などの言葉が並ぶ「鬼十則」の精神こそが、電通の社風だった。「そこに誇りを持ってやっていた。良くも悪くもそういう社風だった」
  • 一方、その社風が高橋さんを自殺に追い込む一因になった。「新入社員をそこまで追い詰めなければならなかったのか。周りは異変に気付けなかったのか」と表情を曇らせた。
    もと電通社員の前田将多さん(東京新聞) (もと電通社員の前田将多さん - 東京新聞)
  • 「上層部の責任は大きい」と言い切る。広告業界では広告主の発言権が強く、無理な依頼も断れない。さらにインターネット広告の普及で社員の業務量が増え、求められるスピードが上がり、長時間労働を助長したと振り返る。
  • 高橋まつりさんもインターネット広告を担当する部署に配属されていた。前田将多さんは「インターネット広告は永遠に修正可能。終わりがない。電通はどんな仕事でも受けてきたが、社員を守るために、時にはトップ判断で仕事を断ることも必要だ」と語る。
  • 電通は落ちるところまで落ちた。残された選択肢は徹底的な改革のみだ」と前田将多さん。その上で「電通を悪者にしただけでは、世の中は何も変わらない。電通には『ここまでやったか』と言われるほどの働き方のイノベーション(技術革新)を実現し、改革のモデルケースとなってほしい」と言葉を送った。
    (東京新聞:電通、徹底改革を - 違法残業防止へもと社員がうったえ:社会(岡本太さん、山田祐一郎さん、蜘手美鶴さん)|2017年9月22日ゆうかん)