国府宮のえきで電車をおりて国府宮神社こと尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)にいく。えきのにしがわになるえきまえからえきのひがしがわにある神社にいくのに、みなみがわのふみきりをまわっていくことにする。
えきまえからすぐの国府宮駅前交差点で、いきなりはだかおとこのひとたちがあらわれる。こさめもぱらつくふゆぞらのもと、はだかでねりあるいていくだ。ほかのみんながコートをきてあるいとるなかだけに、アスファルトのうえをはだかであるいていく異常さがきわだつ。
はだかおとこのひとたちがはこんどる、紅白のぬのをまいた棒のことを「なおいざさ」っていうらしいだけど、交差点のまんなかでこれをぐるぐるまわしたあと、垂直にたてて気勢をあげる。
交差点からちょこっとひがしにいってふみきりとなり、電車の通過まち。
はだかおとこのひとたちのまえをあかい電車がいく。
パノラマスーパーがいく。
さて、見物を中断。交差点からちょこっとみなみにいったとこにみつけたおこのみやきやさんで、おそいひるをとる。さすがに満員御礼。
また、ふみきりのほうにもどる。なおいざさをかついだはだかおことのひとたちのくみが、つぎからつぎへととおっていく。
ふみきりをひがしにわたる。はだかおとこのひとたちは、なおいざさをかついでいくほか、ぬのをひきちぎっては沿道のひとたちにくばっていく。ご利益(ごりやく)がありそうだ。ひときれもらう。そうこうするうちに、国府宮神社のとりいのとこまでやってきた。ひだりにまがって、とりいをくぐると参道だ。
ここでも、なおいざさをたてて気勢をあげるはだかおとこのひとたち。警備にあたっとる稲沢警察署から「なおいざさをたてたりのぼったりする行為は、まつりの許可条件からはずれるため、やめてください」って、警告の放送がはいる。
ふみきりのほうをふりかえると、まんだはだかおとこのひとたちがいっぱいおしよせてくるのがみえる。
なが~い参道をとおったあと、境内にはいっていく。
なおいでん(儺追殿)のまえまでいく。
つぎからつぎへとはだかおとこのひとたちがはいってくる。
なおいざさをいきおいをつけてなおいでんのなかにはこびこむ。
まんだまんだ、はだかおとこのひとたちははいってくる。
はだかおとこのひとたちがいっせいに神男(しんおとこ)に殺到するっていう、ようテレビで放送されるばめんはいつおとずれるのか。わからんまま、はだかおとこのひとりからぬのきれをもらったことでよしとして、国府宮神社をあとにする。
(さんこう)
- 「神男」へ8千人がもみあい熱気 - 国府宮はだかまつり - 愛知:朝日新聞デジタル|2017年2月10日05時02分
- 国府宮の尾張大国霊神社で2017年2月ここのか、伝統神事「はだかまつり」があった。災厄(さいやく)を一身にひきうけるとされる「神男(しんおとこ)」にふれて厄をおとさあと、およそ8千人のふんどしすがたのおとこらがはげしくもみあった。
- ことし2017年の神男は清須市の会社員、松岡武弘さん、30才。午后5時ごろ、神男が参道に登場するとあたりは熱気につつまれた。こごえるようなさぶさのなか、みずをかけられからだからゆげをあげたはだかおとこが「わっしょい、わっしょい」ってこえをあげながらいっせいに神男に殺到。1時間かけて神男がぶじに儺追殿(なおいでん)にひきあげられると、おおきな歓声があがった。参拝客は神社発表でおよそ15万人だった。
- さ、さっぶそーっ!|いわせあきひこ|フェースブック|2017年2月9日17:23
- さ、さっぶそーっ! まふゆにはだか@@!
- はだか祭 « 尾張大國霊神社 - 国府宮
- 儺(ナ)とは - コトバンク