2016年6月16日、まえからきになっとった豊橋ハリストス正教会をみにいった。このひは平日で礼拝もないためなかにはいれんかって、そとから写真をとっただけだけど、ここにしるしとく。
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豊橋市公会堂から、おくのみちをほんのちょこっとひがしにあるいたとこに、ほのたてものはあった。公会堂は国道1号線のきたがわにはりついとってめにつくだけど、このハリストス正教会はこんなとこにこんなものがあったのかってかんじだ。みちをへだたたきたがわ一帯は豊橋公園になっとって、ほれ以外のまわりは住宅街になっとる。しずかな住宅街のなかにしゃれた教会があるってかんじだ。正教会のたてもんのまわりがつきぎめ駐車場になっとるのはちょっと興ざめだけど、まあしょうがないか。
にしがわが正面玄関になる。うつくしい。うえにのる鐘塔がそらをつきさす。
わきの説明がきをよんでみる。ハリストスってのはキリストのことで、マトフェイってのはマタイのことだ。
- 豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太(マトフェイ)聖堂 1棟
くに指定重要文化財 - 2008年6月ここのか指定 - 木造鋼板ぶき1階だて、建築面積182.03平方メートル
- この聖堂は、豊橋ハリストス正教昇天教会が1913年に建築したものです。
- にしを正面とし、ふきだしのポーチをおき、つづく玄関はほのうえに八角形の鐘塔をのせ、階段室をかねております。東西方向を軸線として、ポーチにつづいて玄関、啓蒙所、聖所のみっつのへやを、規模を拡大させながらひがしにむかって一列に配しており、聖堂のひがしはしに至聖所を配置する形式となっております。さらに聖所の南北にもポーチが配置されております。
- 設計者は知多郡内海村出身の河村伊蔵(かわむらいぞう)で、聖堂建築のためじもとの大工は、京都までおもむき京都正教会をてほんにして西洋風のドームを建築したっていわれております。
- この聖堂は装飾のすくない簡素な建築ですけど、保存状態は良好で、明治大正期の木造形式による代表的なハリストス正教会聖堂としてたかい評価をうけております。
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みなみがわにまわってみる。聖所のうえのたまねぎ塔がいかにも正教会ってかんじだ。
明治大正期の洋館ってなんでこんなにうつくしいのか。
(さんこう)