あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

おかえりのひとことにすくわれたいのち - 矢野きよ実さん講演会

きょう2016年3月むいか、あんじょう市民会館サルビアホール矢野きよ実さんの講演会をきいてきた。ファッションモデルをやっとったっていうだけあって、きよ実さんはとってもスタイルがよく、また、美貌のもちぬしでもある。さらに、名古屋のしたまち大須のうまれで、かなり原語にちかい名古屋ことばでしゃべることも好感がもてる。ほんなわけで、講演時間の1時間半のあいだ、きよ実さんにみとれ、ききほれとったわけだけど、はなしの内容もなかなかすてきだった。ごじぶんのラジオばんぐみのはなし、書道家としてのはなし、虐待児童の支援のはなし、被災地支援活動のはなしと、きよ実さんの多彩な活動にまつわる興味ぶかいはなしをたくさんしてくださっただけど、なかでいちばん印象にのこったのが、このおかえりのひとことにすくわれたいのちだ。

  • おかえりのひとことにすくわれたいのち
    ラジオばんぐみをやっとる関係で、中学生らから自殺をほのめかすようなはなしをもらうことがある。ほんとに死なあとしとるかどうかは文面をみただけでわかる。このこもほんとに死なあとしとるこだっただけど、おかえりのひとことで自殺をとどまっただげな。「死ぬ意思をかためてうちにかえるとちゅう、ひとりのご老人がおかえりってこえをかけてくれた。このひとことで死ぬことはやめにした」とのこと。

うん、おかえりのひとことでじぶんが世間とつながっとる存在だっていうことにきづき、正気をとりもどしただ。おれも、ふだんの生活であいさつをこころがけとるだけど、あさ通学団の小学生たちにあいさつしてあいさつがかえってこんかったりすると、ついきもちがくじけたりする。だけど、ほいじゃあいかんだ。むこうがあいさつをかえしてくれるようになるまで、あいさつしつづけにゃ。ほいでこそ、としをくった人間ってもんだ。


(さんこう)