あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

英語、小学校で教科化か - 2020年度から

2015年8月いつか、文部科学省が中教審の特別部会に、小学校での英語の教科化案をふくむ次期学習指導要領の改定骨格案をしめしたげな。

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【ちゅうにちのきじからばっすい】

  • 文部科学省は2015年8月いつか、中教審の特別部会で、次期学習指導要領の改定骨格案を提示した。小学5、6年生の外国語活動を英語の教科に格あげ、授業時間を倍増する。
  • 中教審は2016年度中に改定内容を答申する予定で、次期指導要領の全面実施は小学校が2020年度。
  • 英語も、正式な教科でない外国語活動は小学5、6年生でおこなっとるけど、これを3、4年生にまえだおし。5、6年生では教科に格あげし、授業時間を現在の週ひとこまから週ふたこまにする。
  • 特別部会は2015年8月中に骨格案をとりまとめ、あき以降、各教科の専門部会で具体的な制度設計をはじめる。
(ねたもと)
高校必修科目に近現代史、小学英語は教科化 - 指導要領案:一面:中日新聞|2015年8月6日朝刊

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はやい時期から英語をべんきょうするっていいことじゃん!っていうこえもあるだらあけど、にほんご劣等論やにほんじん英語にがて論を背景にした、こんかいの改定案におれはんたいだ。

  1. にほんご劣等論について
    中学校で英語のならいはじめに「にほんごは主語がない。複数形がない」などなどの理由により論理的な言語じゃないってきかされたひともおおいとおもうし、ほれをまにうけてにほんごに劣等感をもっちゃったひともおおいとおもう。でも、ほんなことはないぞ。まず主語について。にほんごは自由な構造の言語であり、英語みたいに形式的な主語がないと文章が成立せん言語じゃないだ。にほんごってのは「まず主題をいって、つぎに述部をいう」っていう構造なだ。たとえば「ごはんをたべる」っていう文章の主題は「ごはん」で述部は「たべる」になる。英語でいう主語はたぶん「おれ」なり「わたし」なるばあいがおおいとおもうけど、わざわざいいたてることはせん。「だれが」ってのが必要なときだけいやあいいわけだ。つぎに複数形について。これは説明するもおろかだ。とくべつに数量をいわにゃいかんときだけ「みっつの」とか「ひとつの」っていうことばで名詞を修飾せやあいいわけで、「みっつのつくえたち」とかいうのもおろかしい。
  2. にほんじん英語にがて論について
    にほんじんは英語がにがてだっていう。または中学、高校と英語をべんきょうしたのにしゃべれやへんっていう。いや、これはなげくことでもなんでもないぞ。アメリカ人だってにほんごがにがてだ。かりにアメリカ人が中学、高校とにほんごをべんきょうしたとしても、どいだけのひとがにほんごをしゃべれようになることか。これはにほんごと英語が、構造がおおきくちがうためだ。主題プラス述部で構成されるにほんごと主語プラス動詞プラス目的語で構成される英語。いっぽうの言語の話者(わしゃ)がまあいっぽうの言語についてにがてであるのはあたりまえのことだ。英語がにがてだでっていって劣等感をもつことはなにもない。にほんごと構造がおんなじの朝鮮語・韓国語のばあい、にほんじんなら1年もべんきょうせやあ、まちあるきに必要な会話ぐらい習得できるようになるだ。

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まっとにほんごをだいじにしたほうがいいよ。