あきひこのいいたいほうだい

いいたいほうだいってほどいいたいほうだいにいえるわけじゃないけど、おりおりにかんじたこと、かんしんしたことなんかをかいていくよ

きりぬき - 七ヶ浜にやさいを!

「七ヶ浜(しちがはま)にやさいを!」ってことで被災地の支援にとりくんでみえるひとたちがある。あんじょう社協だよりにでとった記事を以下に紹介する。

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あんじょう社協だより - 2015.6.15
七ヶ浜にやさいを! (1)

被災地のためにわたしたちができること

近年、全国各地で災害がおきとるね。ほのとき、わたしたちはなにができるだらあか?

ひがしにほん地震から4年3か月がたちました。甚大な被害にあった宮城県宮城郡七ヶ浜町(しちがはままち)のひとたちといまも交流をもち、支援活動をつづけとる「七ヶ浜にやさいをおくるプロジェクトチーム」の活動を取材しました。

七ヶ浜にやさいを! (2)

特集 - 被災地復興支援ボランティア

近年、全国各地でさまざまな災害がおこり、メディアで報道されております。ほれをみて、「被災地のためになにかしたい」っておもったことはありませんか?

こんかいは、ひがしにほん地震被災地である宮城県七ヶ浜町(しちがはままち)のひとたちのために、「じぶんたちができること」をかんがえ、「あんじょうしのやさいを被災地にとどける」かたちでじぶんたちのおもいを実現させた天野循夬(あまのゆきただ)さんと間瀬トシ子(ませとしこ)さんにおはなしをうかがいました。

おふたりは「七ヶ浜にやさいをおくるプロジェクトチーム」の一員として、市や社協補助金などを活用しながら、現在も活動をつづけております。

きっかけはおばあちゃんのひとこと - 活動をはじめたきっかけは?

間瀬さん
わたしのいえの近所にすんどるおばあちゃんに「わたしがつくったはるだいこんをあちらのひとにたべさせてあげて」っていわれたのがやさいをおくるきっかけなの。
天野さん
かやあ100円ぐらいかもしれんけど、こちらからおくるやさいにはおもいがつまっとるでね。被災地のたんぼやはたけはいまだにしおがのこっとって、作物がそだたんことがおおいだよ。

「まっとっただよ」 - 活動をしとってよかったことは?

間瀬さん
やさいをもって現地にいくと、みなさんほんとによろこんでくださる。「ひさしぶり!」ってなみだながらにだきしめあうばめんもあるですよ。ほれをみると、ひんぱんにいききしてなくても、こころはつうじあっとるってよくわかるです。「まっとっただよ!」ってむかえてくれると、なみだがでてきますね。
七ヶ浜にやさいを! (4)
天野さん
時間がたっても、こころのつながりをわすれちゃいかんよね。被災地にいくたびにぎゃくにはげまされて、元気をもらっとるよ。ほれがボランティアをつづけるいちばんの原動力だね。
間瀬さん
ほかにも実体験から、そなえや避難訓練のたいせつさをおしえてもらえたことがよかった。「ぜったいによるはくるで、懐中電灯は必須だ」とかね。ほいから、たすけられじょうずになること。けっきょくほれが他人のいのちもすくうことになるのね。現地にいくと、ほんとうに必要なことがみえてくるのよ。

好評♡あんじょうのやさい - あんじょうしのやさいをたべた七ヶ浜のみなさまの反応は?

間瀬さん
東北はつけものの文化だけど、震災直后はやさいもなくて、ためしにあんじょうからもっていったチンゲンサイをつけてみたらとても好評だったです。避難所で「たべさいん」ってだしたら、みんなよろこんでくれたの。「あんじょう七ヶ浜たべさいんづけ」ってなづけたのよ。
天野さん
被災地のひとがあんじょうしにきたとき、はたけを見学して「このなかからおくってくれただね~」っていわれ、「おいしい!」ってきゅうりをなまでたべてもらえたときは、うれしかったね。

七ヶ浜にやさいを! (3)

それぞれができる支援を - 市民のみなさまにひとこと

天野さん
やさいをおくる活動のほかに、まいつき第4どようびにJRあんじょうえきまえで開催されとるホコ天きーぼーいちで、被災地のやさいや特産品を販売しております。ものをやりとりする資金の確保がたいへんなだけど、なんとか活動をつづけております。
七ヶ浜にやさいを! (5)
「東北を応援しとるよ」ってこの活動をつうじて市民に発信して、まっとおおくのひとたちに応援してもらいたいね。
間瀬さん
ええ、けっして人間が人間が現地にいくことだけが復興支援じゃないわね。いろんな理由でいきたくてもいけんひともたくさんおるしね。
いけんひとにもできる支援はたくさんあるし、いけるひとは、あたらしくできた「被災地ボランティア活動支援事業」を活用してどんどん現地にあしをはこんでほしいっておもいます。

インタビューをおえて

  • こんかいは、ひがしにほん地震被災地支援をしとるおふたりからおはなしをうかがい、あついおもいがつたわってきました。
  • ほのおおもいをかたちにするために、1.被災地のひとたちがのぞんどることをしること、2.それぞれができることをすること、3.制度をうまく活用すること、この3点を実践しとることがわかりました。また、ほれが活動を継続させる秘訣なだってかんじました。
  • こんごいつどこで災害がおこるかわかりません。あんじょうし社協はほのときのあなたの「なにかしたい」を応援します。ぜひご相談ください。